投稿日: Aug 28, 2017
パワフルで使いやすいレンダー管理システム、Deadline 10 がすべてのお客様に使用していただけるようになりました。Deadline 10 を使用すると、お客様はオンプレミスまたはクラウドベースのあらゆるリソースに簡単にアクセスできるようになります。アクセス性が広がる費用対効果の高い新しい料金表が特長です。
レンダリングとは、レンダージョブとデジタル資産間の依存関係を使用する、高度に分散された大量演算プロセスです。レンダリングのパイプラインは、同じレンダリングプロセスの数千件のクライアントのインスタンス化で構成されています。xDeadline は、この分散されたジョブを編成するパイプラインマネージャーです。
アマゾン ウェブ サービス (AWS) が Thinkbox を買収してから、クラウドでのレンダリングエクスペリエンスを、オンプレミスと同様にシンプルに、かつクラウドの伸縮性や柔軟性を活用する方法について、多数のお客様から質問が寄せられていました。ダイナミックライセンシングやリモート接続サーバーの改善など、オンプレミスデプロイメント向けの新機能や機能の改善を引き続き提供していく一方、Deadline の新しい AWS ポータル機能を使用して、クラウド上でのレンダリングを数クリックのプロセスで行うための最初の一歩が Deadline 10 です。
Deadline 10 には、Thinkbox マーケットプレイスを通じて、Deadline for Autodesk 3ds Max、Maya および Arnold の AWS での使用量ベースのライセンスが含まれています。Chaos Group の V-Ray もマーケットプレイスに追加され、現在の Thinkbox パートナーに加わりました。パートナーには Foundry の NUKE および KATANA、Maxwell Render、Next Limit RealFlow、NVIDIA Iray および Mental Ray、Redshift および Peregrine Labs の Yeti があります。
オンプレミスのレンダーファームをシンプルで安全に拡張できる Deadline 10 は、お客様の既存の AWS アカウント経由で、ネイティブで AWS に統合されます。自動的にお客様のオンプレミスファームに接続し、AWS インスタンスに追跡用のタグを付けて、ローカル資産サーバーとの同期を自動的に行い、レンダリングを開始する前にすべての該当ファイルが転送されたことを確認します。AWS のリソースを使用する Deadline 10 のお客様は、サードパーティーの柔軟なライセンシングオプションを使用して、Thinkbox マーケットプレイスからソフトウェアライセンスを購入したり、既存のライセンスをデプロイしたり、その両方を組み合わせることもできます。
新しいリモート接続サーバー機能により、パブリックインターネットを経由したリモートおよびクラウドベースのレンダーファームとの安全な接続や操作が強化され、接続のオーバーヘッドが削減されデータ転送が高速化されます。ダイナミックライセンシングにより、Deadline ではフローティングライセンスと使用量ベースのライセンス間で切り替えることができるため、ユーザーが AWS ポータルを使用してレンダーノードを構成する必要なくレンダーファームを拡張できます。サードパーティーの使用量ベースのライセンス向けの新しい無制限オプションを使用すると、ユーザーは AWS のリソースにアクセスすることでレンダーファームを伸縮自在に拡張できます。
Deadline 10 は現在使用量ベースのライセンスをお持ちのお客様にご使用いただけます。従来のフローティングライセンスをご使用の方は新規ライセンスが必要になります。Deadline 年次ライセンスの価格は年間 48 USD に更新されました。Deadline 永続ライセンスは引き続きリクエストをいただくことでご使用いただけます。また、年次ライセンスに切り替えることもできます。Deadline 10 の詳細については、www.thinkboxsoftware.com/sales を参照してください。