投稿日: Nov 10, 2017
スポットフリートは Elastic Load Balancing と統合されて、スポットフリートに 1 つ以上のロードバランサーをアタッチできるようになりました。ロードバランサーのスポットフリートをアタッチすることで、それによって起動されるインスタンスが自動的にロードバランサーまたはターゲットグループに登録され、受信トラフィックはロードバランサーによってインスタンス間に割り振りられます。
これまでは、スポットフリートで起動されたインスタンスをロードバランサーにアタッチする場合、カスタムコードを記述して管理する必要がありました。新しいサポートにより、スポットフリートの作成時にロードバランサーを提供し、お客様に代わって起動されたインスタンスを自動的にロードバランサーにアタッチできるようになりました。
Elastic Load Balancing は、アプリケーションへのトラフィックを複数のターゲット (Amazon EC2 インスタンス、コンテナ、IP アドレスなど) に自動的に分散します。Elastic Load Balancing は、変動するアプリケーショントラフィックの負荷を、1 つのアベイラビリティーゾーンまたは複数のアベイラビリティーゾーンで処理できます。Elastic Load Balancing では、3 種類のロードバランサーが用意されています。これらはすべて、アプリケーションの耐障害性を高めるのに必要な高い可用性、自動スケーリング、堅牢なセキュリティを特徴としています。現在、Elastic Load Balancing は、スポットフリートが利用できるすべてのリージョンでサポートされています。詳細については、こちらをクリックしてください。
また本日は、0 インスタンスのスポットフリートの提供が開始されました。スポットフリートのターゲット容量を 0 に変更し、スポットインスタンス容量をまったく必要としない期間があった場合でも、単一のスポットフリートを維持できるようになりました。これまでの最小のターゲット容量は 1 で、容量が不要になったスポットフリートはキャンセルする必要がありました。
スポットフリートの利用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、または AWS SDK を使用できます。