投稿日: Dec 8, 2017
Amazon CloudWatch アラームが、N 個のメトリクスのうち M 個のデータポイントがしきい値を上回った場合にアラートを表示する機能をサポートしたことをお知らせいたします。データポイントは、所定のメトリクス集約期間のメトリクスの値です。つまり、メトリクスの集計期間として 1 分を使用する場合、毎分 1 つのデータポイントが存在します。今回の発表により、メトリクスの N 個のデータポイントのうち M 個が所定のしきい値を超えた場合に警告する CloudWatch アラームを作成できるようになりました。たとえば、所定の 5 分間隔で 5 回のうち 3 回、または 30 分間隔で 6 回のうち 2 回などです。ある間隔で N 個のデータから M 個のデータポイントがしきい値を下回ると、アラームは OK 状態になります。ある間隔内の N 個のデータポイントのうちの M 個のデータポイントは任意の順序であり、連続している必要はないことに注意してください。その結果、あるメトリクスのスパイクが一定の間隔で断続的に発生しても、アラートが表示されるようになりました。
この機能は、ユースケースに合った方法で CloudWatch アラームを設定する柔軟性を提供します。1 つのデータポイントがしきい値を上回った場合、ある間隔内のすべてのデータポイントがしきい値を超えた場合、またはユースケース間の設定が破られた場合にのみ、アラートを生成することができます。この機能を使用してアラームを作成するには、Amazon CloudWatch コンソールにアクセスしてください。PutMetricAlarm API は、アラームをトリガーするために破らなければならないデータポイントの数を定義する新しいパラメータ DatapointsToAlarm で更新されました。この機能は追加コストなしで使用できます。
この機能は、すべての AWS 公開リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。CloudWatch アラームの詳細については、こちらをご覧ください。