投稿日: Jan 5, 2018
本日から、Amazon RDS で MariaDB バージョン 10.2 インスタンスを起動できるようになります。また、既存の Amazon RDS for MariaDB データベースインスタンスをバージョン 10.1 から 10.2.11 に簡単にアップグレードすることもできます。
MariaDB 10.2 は、MySQL を生み出した開発者たちによる人気オープンソースデータベースの最新メジャーバージョンリリースで、より優れたパフォーマンスと拡張性のために数多くの機能が強化されています。MariaDB 10.2 の主な新機能には以下が含まれます。
- ウィンドウ関数の導入
- SHOW CREATE USER ステートメントの導入
- リソースの使用の制限と tls/ssl のための新しい CREATE USER オプション
- 新しい ALTER USER ステートメント
- 非再帰共通テーブル式
- 再帰共通テーブル式
- 新しい WITH ステートメント
- CHECK CONSTRAINT のサポート
- 式での DEFAULT の使用 のサポート
- BLOB および TEXT フィールドでの DEFAULT 値の使用が可能
- 仮想計算カラムに対する多数の規制を解除
- DECIMAL でサポートされる小数点以下の桁数が 30 から 38 に増加
- LIST パーティション のための追加のキャッチオール
- Oracle 形式の EXECUTE IMMEDIATE ステートメント
- PREPARE ステートメント/動的 SQL がほとんどの式を認識
- InnoDB テーブルが空間インデックスをサポート
- ed25519 キーの認証プラグイン
- より優れた InnoDB のクラッシュリカバリ進捗報告
- 堅牢化のための InnoDB 起動/シャットダウン機能の改善
さらに、InnoDB が MariaDB のデフォルトストレージエンジンになりました。MariaDB 10.1 まで、MariaDB は XtraDB ストレージエンジンをデフォルトとして使用していました。MariaDB 10.2 における変更と改善の完全な説明については、こちらをご覧ください。
Amazon RDS for MariaDB 10.2 はすべての AWS リージョンでのご利用が可能です。Amazon RDS for MariaDB の詳細については、RDS ドキュメントを参照してください。