投稿日: Oct 21, 2021
本日より、AWS Fault Injection Simulator (FIS) を使用して Amazon EC2 スポットインスタンスの中断をトリガーできます。スポットインスタンスは、オンデマンド料金と比較して最大 90% 割引で利用できる予備の EC2 容量を使用します。割引と引き換えに、Amazon EC2 が容量を戻す必要がある場合、スポットインスタンスは Amazon EC2 によって中断される可能性があります。スポットインスタンスを使用する場合は、中断に備えておく必要があります。FIS を使用すると、ワークロードの回復力をテストし、インスタンスを終了する前に EC2 が送信する中断通知にアプリケーションが反応していることを検証できます。ASG、フリート、EMR などのインスタンスにタグを付けるサービスによって管理されるクラスター内の個々のスポットインスタンスまたはインスタンスのサブセットをターゲットにすることができます。
コンソールを数回クリックするだけで、スポットインスタンスで中断をトリガーする実験を設定できます。さらに、追加の分散システム障害が並行して発生し、または時間の経過とともに順次構築される、より複雑なシナリオを実行し、ワークロードの隠れた弱点を見つけるために必要な現実の条件を作成する事を目的として、FIS 実験を活用できます。
FIS は現在、アジアパシフィック (大阪) と 2 つの中国リージョンを除くすべての商用 AWS リージョンでご利用いただけます。
スポットインスタンスの詳細については、Amazon EC2 スポットインスタンスのページをご覧ください。