投稿日: Jan 25, 2022
Amazon S3 File Gateway で、スケジュールベースのネットワーク帯域幅のスロットリングがサポートされるようになりました。これにより、データセンターと Amazon S3 ストレージ間のネットワーク使用を、データ同期のために最適化できます。インターネットもしくは DirectConnect アクセスを、他のオンプレミスアプリケーションやユーザーと共有しているお客様は、今後、S3 File Gateway が帯域幅を使用するタイミングとその量を、スケジュールできるようになります。
今回のリリースから、オンプレミスデータを AWS と同期するためにゲートウェイが使用するネットワーク帯域幅を、ゲートウェイで設定したスケジュールに基づいてスロットリングできるようになります。ピーク時の帯域幅の使用を調整してネットワークの混雑を最小限に抑え、ピーク時以外の時には使用可能なすべての帯域幅を使用することで、AWS へのネットワーク接続を最適化する機能が追加されます。
Amazon S3 File Gateway を使用すると、オンプレミスアプリケーションはファイルを Amazon S3 のオブジェクトとしてシームレスに保存できます。また、これらのファイルには、NFS や SMB など業界標準のファイルアクセスプロトコルを使用してアクセスできます。Amazon S3 File Gateway は、オンプレミスでの、最近アクセスされたデータに対する高速アクセスを維持しつつ、オンプレミスから AWS にファイルデータを移行し、オンプレミスファイルデータの AWS でのバックアップを行います。また、Amazon S3 に保存されたデータに対し、オンプレミスのアプリケーションが低レイテンシ―でアクセスできるようにします。
この機能は現在、すべてのリージョンの新しいゲートウェイで、ご利用になれます。既存のゲートウェイの場合、この新しい機能は、次に予定されているソフトウェア更新時に利用可能になります。AWS Storage Gateway の製品ページ にアクセスし詳細をご確認の上、AWS Storage Gateway コンソールから使用を開始してください。