AWS Transfer Family のお客様

金融サービス分野では、SFTP ファイルサーバーまたは FTP サーバーとして機能する共有サービスファイルサーバーを見つけるのが一般的なアーキテクチャパターンです。DXC Technology は、AWS Transfer Family を使用してこのタイプのサーバーを移行することを検討しました。ファイル転送ソフトウェアやオペレーティングシステムのインストール、パッチ適用、保守は AWS が行うため、同社がこれらを行う必要がないためです。

SFTP サーバーにより、Whole Foods の社内ビジネスパートナーはデータストレージにアクセスし、オンプレミスのデータセンターとクラウド間でデータ (大量のデータロードを含む) を安全に転送し、Coupa、Workday、Adaptive などの SaaS パートナーとシームレスに統合できます。AWS Transfer Family のおかげで、可用性が高くスケーラブルなサービスを使って、オンプレミスとクラウド環境の間でデータを安全に転送するための幅広いソリューションを構築できました。

データを AWS に移行する際の課題の 1 つは、アプリケーションではネイティブにサポートされていない、または SFTP などの従来のプロトコルほどアプリケーションチームには知られていない可能性のある AWS API を使用する必要があることです。AWS は AWS Transfer Family サービスを導入することでこの支障を取り除きました。S3 バケットまたは EFS ファイルシステム向けの SFTP、FTPS、または FTP ゲートウェイであり、AWS によって完全に管理され、特にアクセス、権限、またはセキュリティに関してサービスに統合されています。

パートナー、データプロバイダー、従業員、顧客からインフラストラクチャにデータを送受信する安全な方法として SFTP を使用しています。以前はオンプレミス環境で従来の SFTP サーバーを管理していましたが、これは非常に大きく複雑なシステムでした。私たちの古い SFTP 設定はうまくいきましたが、スケーラビリティが低く、組織全体で断片化されたソリューションを使用すると一貫性がなくなり、管理が困難で負担の大きいものになりました。これらの課題に対処するために、当社は現在 AWS Transfer Family をクラウドで使用しています。これにより、柔軟で費用対効果の高い Amazon S3 へのファイル転送について、シンプルで安全かつ一貫性のある、フルマネージド型のサポートを受けられます。AWS Transfer Family はインフラストラクチャ管理のオーバーヘッドを排除し、デプロイも非常に迅速です。また、当社が選んだ ID 管理システム (Okta) を使用することで、最終的には管理する必要のあるインフラストラクチャではなく、利用するプラットフォームを構築できます。今では、サーバーの管理ではなく、ダウンストリームのデータエンジニアリングや分析などの中核的なビジネス目標に集中できるようになりました。

Discover Financial Services では、AWS Transfer Family を使用することで、オンプレミスから AWS へのイングレスとエグレスの両方で使われてきた以前のソリューションで発生していた断続的な問題を解消することができました。これで、ビジネスユーザーが求める厳しい SLA を満たし、より安全で効率的な方法でより大規模にビジネスユーザーのニーズに応えることができるようになりました。AWS Transfer Family サービスは、オペレーショナルエクセレンスという当社の目標と非常によく合致しています。

クラウドに移行する前は、SFTP サーバーをデプロイしてコアシステムを作成し、完全に統合してからパートナーと共有するまでに数週間から数か月かかっていました。現在、多くのクラウドネイティブアプリケーションがありますが、AWS Transfer Family 機能、特に AWS Transfer for SFTP は、既存および新規のパートナーと統合して銀行やその他のソースからの財務データや規制データを交換するための便利で使いやすい手段であることがわかりました。AWS Transfer Family はマネージドプラットフォームで実行されるため、面倒な作業の大部分は AWS が行います。 AWS Transfer Family はすぐに使用でき、デプロイも簡単で、運用の観点から見ても数え切れないほどの利点があります。

Elula では、金融機関からの大量のデータを扱っています。大量のデータを組織間で、時には 1 日に複数回、迅速かつ安全に移動できることは、豊富なインサイトの取得とパーソナライズされた会話を大規模に行えるようにするサービスを提供するうえで不可欠です。スタートアップである私たちは、機械学習予測、説明可能な AI (XAI)、基盤となるビッグデータ処理など、より速い時間でお客様に最大の価値をもたらすことに重点を置いています。データセンターやストレージをオンサイトで管理したくないので、AWS と提携しています。AWS のサービスのおかげで、安全でスケーラブルなエンタープライズ統合パターンを簡単な方法で提供できます。AWS Transfer for SFTP は使いやすく、信頼性が高く、AWS によって完全に管理されており、SFTP サーバーを非常に迅速に起動できます。金融機関と連携するときは厳格さが求められますが、AWS Transfer for SFTP を利用すると、データアセットが Amazon S3 を使用して安全に保存および暗号化され、権限のある担当者のみがアクセスできるという安心感が得られます。

当社のデータプラットフォームの核となる部分を処理するためのデータの重要な保存場所として Amazon S3 を使用しています。AWS Transfer for SFTP により、当社顧客の衛生ネットワークである Myriota Network から Amazon S3 の広範囲にわたるセンサデータのセキュリティを簡素化することができました。

データセキュリティは OpenGamma とクライアントにとって最も重要です。AWS Transfer for SFTP を使用すると、クライアントは機密のポートフォリオや取引アクティビティデータを当社のホスト型サービスにアップロードできます。その際、KMS マネージドキー (SSE-KMS) によるサーバーサイド暗号化を使用して暗号化されたクライアント固有のデータは Amazon S3 で直接保存し、転送中のデータはデフォルトで暗号化されます。AWS Transfer for SFTP が存在する前は、データの論理的分離の基準を満たすために、クライアントごとに 1 つのコンテナで特注の SFTP サーバーを実行していました。当社のカスタム SFTP ソリューションはセットアップにコストと時間がかかり、サーバーの管理と保守には一貫したリソースが必要でした。AWS Transfer for SFTP では、フルマネージド型のファイル転送サポートが提供され、AWS の組み込みセキュリティを活用しながら、運用上のオーバーヘッドなしにさらに多くの性能と機能を利用できるようになりました。

大量の定量的調査を行うため、さまざまなフィードやソースから大量のデータを受け取ります。インターネットへの露出の増加を抑えるためにファイアウォールルールを頻繁に変更する必要がある場合、他の社内チームに依存していたため、データセンターへのデータ取り込みに手を焼いていました。AWS Transfer for SFTP では、リアルタイムでファイルからオブジェクトへの変換が可能なため、データをローカルでディスクに保存しておくことなく、柔軟なアーキテクチャを構築できます。これにより、財務コストの削減と会社全体の効率の向上につながります。AWS Transfer for SFTP を使うと、貴重なデータを Amazon S3 に取り込んで、そのデータを使って過去のデータを調べて将来を予測するのに役立つアルゴリズムを作成できます。当社はわずか数か月で AWS Transfer for SFTP を活用して 400 TB を超えるデータを転送しました。これは Amazon EMR、AWS Glue、AWS Batch と併用することで、データを処理および分析し、さらに影響力のあるビジネスインサイトを引き出せます。

組織として、FINRA では Amazon S3 をデータレイクとして採用し、ストレージのサイロの排除、1 つのデータソースによる真実の維持、インフラストラクチャ管理コストの抑制に役立てています。ただし、ファイル転送が 1 か月あたり 600 万回実施される、1,000 を超える外部ユーザー用の SFTP インフラストラクチャの管理に少し疲弊しています。当社のソリューションは、新しい FileX プラットフォームを AWS に構築し、新しい AWS Transfer for SFTP サービスを使用することでした。AWS Transfer for SFTP は、運用の負担の削減、データレイクとしての S3 の維持に役立つ一方、外部ユーザー用の既存の認証システムとの重要な接続を維持します。そのため、混乱を経験することなく、AWS への SFTP サービスの移行を完了します。

外部パートナーと協力することは、当社の研究イニシアチブの鍵を握っており、制御された安全な方法でデータを交換してサードパーティが非常に重要なシステムへアクセスできないようにすることが必要です。同時に、Amazon S3 は研究データのやり取りの中心的な存在です。パートナーと特定のデータセットを交換するのにストレージスタックを別途購入し、管理するようなことはしたくありませんから。Celgene が AWS Transfer for SFTP にすぐに飛びついたのはそのためです。AWS SFTP を使って安全にデータを交換し、ロックされた Amazon S3 バケットに保存して、外部ユーザーを簡単に管理することができます。AWS SFTP は既に当社を救ってくれました。新しいコラボレーションプロジェクトの期間が突然短くなったとき、ペタバイトほどのボリュームを処理できるオンプレミスストレージや SFTP インフラストラクチャを持ち合わせてはいませんでした。そのサービスを使用して数分で SFTP エンドポイントを立ち上げ、バケット、プロビジョニングされたユーザーにアタッチし、1 時間とかからずに仕事に取りかかれました。従来のオンプレミスの世界では、そのスピードと柔軟性を実現することは不可能です。

ウェブサイトのアップロードですぐにタイムアウトする、大容量のメディアファイルを受け取ります。この事例の場合、AWS Transfer for SFTP サービスで非常にうまくいきました。ミュージックビデオやテレビシリーズのエピソードのような大容量ファイルを SFTP 接続を介して送信することは、安全でパフォーマンスが高いです。S3 バケットにアップロードされると、メディアチェーンのアグリゲータとして当社パートナーへ配信するのと同時に、これらのファイルを Amazon S3 の異なるストレージクラスに長期間保存します。

当社のエンジニアは、１週間以内にほぼリアルタイムの顧客の使用分析のフレームワークを実装できました。Mobile Call Detail Records 取り込みが１日を通して3~20 MB のサイズで 1～10秒毎の頻度で実行することを考慮すると、これは非常に短期間と言えます。AWS SFTP はシームレスに拡張し、ファイルを S3 オブジェクトとして利用可能にします。これは弊社のニーズにピッタリです。これにより、データレイクへのイベント駆動型のデータ取り込みが可能となりました。すぐに S3、 IAM、 KMS へ統合され、また完全マネージド型サービスとして利用可能であるため、弊社のセキュリティーと運用ポリシーに早速合致しました。AWS SFTP は、ファイルのほぼリアルタイムな取り込みに非常に有用であり、今では当社のモダンなデータアーキテクチャにおける戦略的な取り込み機能となっています。

AWS Transfer for SFTP は、立ち上げから運営までの間、当社パートナーとのデータ交換の簡単かつ信頼できるソリューションを提供します。

AWS SFTP サービスが利用する前は、ニーズを満たすためのクラウドベース SFTP ソリューションを自社で管理しており、多くの問題に直面してました。Amazon S3 を Amazon EC2 にマウントするオープンソースを使ったプロジェクトがありますが、そのオープンソースプロジェクトを管理し、良い結果を得るのは簡単ではありませんでした。また、さらにリソースが必要な時にはスケーリングの問題がありました。AWS が、完全マネージド型の AWS Transfer for SFTP サービスを発表後、すぐにこれを使い始めました。DIY 設定を AWS Transfer for SFTP へ移行したので、スケーリングをモニターしたりオープンソースプロジェクトを管理したりする必要がなくなりました。また、コストの面では、使用していないリソースに費用をかける必要がありません。

私たちのテレビスタジオは、AWS メディアサービスと統合されていないオンプレミスのライブエンコーダーを使用しています。エンコーダーがエンコードされたファイルを FTP を使用して送信および削除できると判断したので、最初にこのニーズに対応するためにセルフマネージド FTP セットアップを構築しました。このセルフマネージドソリューションの作成とデプロイには非常に高いコストがかかり、スタジオと FTP 間のスケーリングと接続に関する多くの問題が発生しました。これによりライブストリームに問題が発生し、その結果、カスタマーエクスペリエンスが低下しました。AWS Transfer Family による FTP のサポートが発表された後、私たちはすぐにこのフルマネージド型 AWS サービスを採用するようにセットアップを変更しました。複数のライブ放送チャンネルをストリーミングするためにサービスに多大な負荷をかけていましたが、AWS Transfer Family を使用するように切り替えたので、接続の問題は発生しなくなり、ライブストリームはうまく機能し、カスタマーエクスペリエンスが大幅に向上しました。AWS Transfer Family は非常に安定していて信頼性の高いサービスで、ファイル転送ワークフローをモダナイズすると同時に、時間と費用を大幅に節約できます。

当社が EDI ワークロードを AWS に移行したのは、AWS Transfer Family が AS2 を含むように製品ラインを拡大したためです。AS2 は EDI の主要な標準であり続けています。昨年、当社は次世代製品である RapidMap の開発を開始し、業界分析を行って統合へのアプローチ方法を決定しました。独自の AS2 サービスを構築する予定でしたが、Transfer Family のフルマネージド型クラウドネイティブ AS2 機能を発見しました。Transfer Family の AS2 のおかげで、当社は RapidMap のソリューションの開発に集中できるようになりました。マッピング、テスト、接続を大幅に削減して、ロジスティクスサプライチェーン全体にビジネスを広げることができました。Transfer Family により、ビジネスユーザー向けのセルフサービスツールを構築するためにリソースをシフトすることで、以前はデベロッパーに限定されていた技術的な操作をビジネスユーザーが実行できるようになりました。これにより、統合期間を数か月から数週間に短縮できました。

サプライチェーンとロジスティクス業界全体で事業を展開するテクノロジー主導のプロフェッショナルサービスコンサルタントとして、私たちは日々新しい課題に直面しています。ただし、ビジネスパートナーとデータを交換する企業はその 1 つであってはなりません。お客様が、安全でプライベートなクラウド上で動作する、信頼性の高い、完全にホストされたフルマネージド型のソリューションを求めている中、私たちは、SFTP ファイル転送と AS2 メッセージ交換のためのフルマネージド型のターンキーソリューションを提供するために AWS Transfer Family を選択しました。Transfer Family は、お客様の絶え間なく変化するデータ統合ニーズを満たすために必要な、安全で信頼性の高いマネージドファイル転送機能を提供します。AWS Transfer Family を採用したことで、お客様のセットアップコストを平均 15% 削減し、統合テスト時間を平均 20% 短縮できました。それと同時に、エンドツーエンドのサプライチェーンの可視化も実現できました。

Redpack は、ラテンアメリカ全域でグローバルな配送サービスとラストマイル配送ソリューションを提供する国際物流プロバイダーです。AWS Transfer Family の AS2 機能を使用して、荷物の配送時に出荷通知と確認通知を送信します。また、Transfer の AS2 ソリューションを使用して、配送サービスパートナーのグローバルネットワークとデジタル請求書や請求用ドキュメントを交換しています。Transfer Family の機能は、Amazon のフルフィルメントパートナーガイドラインに準拠しており、24 時間以内に荷物の 95％以上を予定どおりに配達するために必要な重要な企業間コミュニケーションを実現しています。

グローバル SaaS 企業である当社は、世界中のアプリケーションとインフラストラクチャ間での安全なデータ転送に SFTP を利用しています。パートナーにとってのアクセシビリティを高めるため、当社では MFA などの最新の認証方法を備えた安全で使いやすいウェブポータルを提供する AWS Transfer Family ウェブアプリを採用しています。Transfer Family SFTP とウェブアプリを活用することで、データ転送プロセスを合理化し、効率を向上させることができるため、お客様への価値提供に集中できます。

ScaleCapacity のおかげで、以前よりも大幅に安価なサーバーレス SFTP 環境を AWS 上に構築できました。他のマネージドソリューションでは年間最大 10 万ドルの費用がかかる可能性がありますが、1 か月あたりのコストは数百ドルで済みます。