中央省庁を担当するソリューションアーキテクトとして、政府機関のデジタルトランスフォーメーションを技術面からサポートしております。主な支援領域は、ガバメントクラウドの活用促進、モダンアーキテクチャの設計支援、データ利活用基盤の構築、そして高度なセキュリティ要件に対応したクラウド移行戦略の策定です。直近は生成 AI の実証実験や導入検討に関するご相談が増加傾向にあります。
支援に対象は中央省庁のご担当者の方や CCoE メンバー、またシステム開発における要件定義から開発・運用を担当されるパートナー企業と多岐に渡ります。
具体的な支援内容としてはリアーキテクチャやマイグレーション等におけるアーキテクチャ設計のご提案やレビュー、技術課題解決に向けたディスカッションや情報提供、技術的な検証のご支援(一部動作検証のご支援やアセスメント等の実施)サンプルアプリケーションやデモの提供などを行なっております。
お客様のご要望に応じて、柔軟に対応させていただいております。
これらの活動を通じて、政府のデジタル化推進における技術的な課題解決と、より効率的で安全な行政サービスの実現に貢献することを目指しています。
日々お客様とのミーティングやお客様からのご相談・ご要望があるので、その準備と対応を進めております。多様な技術課題やプロジェクトフェーズに応じて、技術資料の作成、最新情報の収集、デモ環境の構築などを行っています。自分自身の理解力を高めるため、実現性の高い提案をするために極力事前に手を動かして検証することを意識しております。
自分一人では解決が難しい、悩ましい内容についてはチームメンバとディスカッションしたり、社内のスペシャリストに相談することでお客様のご相談に対応しております。
また、AWS には TFC ( Technical Field Communities ) と呼ばれる技術コミュニティがあり、私はコンテナ( ECS, EKS 等)に関わるコミュニティに参加しております。その活動の一環として所属チーム以外のお客様に対するコンテナ技術関連のご支援(ディスカッションやワークショップ等)や AWS のイベントに登壇し情報発信する活動もしております。
AWS に入る前は新卒で入社した SIer にて 5 年ほどシステムアーキテクトとして働いておりました。
主に中央省庁のお客様における既存システムの刷新案件に携わり、要件整理から PoC、全体のアーキテクチャの設計を経験しました。
当時はオンプレミス環境での設計・開発が中心でしたが、一部のプロジェクトで AWS に触れる機会があり、マネージドサービスを含めた豊富なサービスラインナップとビルディングブロックの魅力に強く惹かれ、現在のキャリアを選択するきっかけとなりました。
省庁の方々やパートナー企業との協働を通じて政府のデジタル化推進という社会的に重要な使命に携わることができる点です。行政サービスの効率化やモダナイズに技術面から支援することで、国民生活の利便性の向上に間接的に貢献できることは、非常に大きなやりがいとなっています。
また、社内には高度な専門性を持つ優秀な人材が多く在籍しており、日々の業務や前述の TFC での活動を通じて、自己の成長機会に恵まれています。こうした環境で、継続的にスキルアップできることも、この仕事の大きな魅力の一つです。