Amazon EFS 総所有コスト

Forrester TEI の調査によると、Amazon EFS は 219% の ROI を実現

AWS は、Forrester Research コンサルティングに依頼し、Amazon Elastic File System (Amazon EFS) を使用することで組織が実現することができる投資利益率 (ROI) を検証するため、Total Economic Impact™ (TEI) 調査を行いました。Amazon EFS は、シンプルでサーバーレスのセットアンドフォーゲットの伸縮自在なファイルシステムを提供します。これにより、ストレージをプロビジョニングまたは管理することなくファイルデータを共有できます。

Forrester Total Economic Impact of  Amazon EFS infographic
Amazon EFS の Forrester Total Economic Impact インフォグラフィック
お客様へのインタビューに基づいた、3 年間の Amazon EFS の財務インパクトについての詳細はこちら。
Forrester Total Economic Impact of  Amazon Elastic File System
Amazon EFS の Forrester Total Economic Impact 調査の完全版
219% の ROI、260 万 USD の NPV、6 か月以内の投資回収など、主要な調査結果の詳細については、この調査の完全版をお読みください。
Financial data graph
「Amazon EFS は、私たちの調達、スタック、ラックのプロセスを数週間から数分にまで一挙に高速化しました」。
- Experian (米国)、コンシューマーインフォメーションサービスのグローバル CTO、EVP、Ravi Devesetti 氏

Amazon EFS の代わりになる自己管理型ソリューション

AWS クラウド内のファイルサーバーを運用するには、ファイルシステムインターフェイスとファイルへの共有アクセスを備えたサードパーティー製ソフトウェアを使用できます。このようなサードパーティソリューションでは、一般的に管理ソフトウェアを Amazon EC2 インスタンスで実行し、基盤となるストレージコンポーネントとして Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) を活用します。このようなソリューションでは、サードパーティー製ソフトウェアのライセンス、Amazon EC2 インスタンス、Amazon EBS ボリューム、アベイラビリティーゾーン (AZ) 間のデータレプリケーションのための予算が必要です。

Amazon EFS と自己管理型クラウドソリューションの TCO 比較

以下のソリューション例は、Amazon EFS と、サードパーティー製ソフトウェアを使った自己管理型クラウドソリューションとの TCO の違いを表しています。この例では、必要なストレージが 1 TB、平均スループット要件が 10 MB/s、ピーク時のスループットパフォーマンスが 100 MB/s であるレイテンシーの影響を受けやすいワークロードを想定しています。

Amazon EFS では、複数の AZ 間で自動的にデータをレプリケートします。自己管理型クラウドソリューションでは、AZ 間のレプリケーションのためにストレージ容量を追加する必要があり、さらに AWS AZ 間でデータを転送するためにコストが発生します。Amazon EFS の場合、このようなコストは 1 か月あたり 0.30 USD/GB の料金に含まれています。

  Amazon EFS

自己管理型クラウドソリューション

利用するキャパシティー

1,024 1,024

購入した合計キャパシティー (GB)

1,024 2,409

ストレージコスト (1 年間)

3,686 USD 2,891 USD

コンピューティングコスト – c4.xlarge 2 つ (1 年間、オンデマンド利用)

利用料に含まれる 3,486 USD

AZ 間レプリケーションのデータ転送コスト (1 年間)

利用料に含まれる 3,080 USD

総所有コスト (1 年間)

3,686 USD 9,457 USD

利用 1 GB あたりの月額料金

0.30 USD 0.77 USD

Amazon EFS を使った場合のコスト削減

61%
 

上記の表の例では、Amazon EFS のコストが、サードパーティ製ソフトウェアを使った自己管理型クラウドソリューションの半分未満になっています。この自己管理型ソリューションの料金では、サードパーティ製ソフトウェアとしてオープンソースのフリーウェアを使用することを想定しており、セットアップ、初期化、管理、メンテナンスにかかる人件費も含まれていません。

比較の詳細:
この自己管理型クラウドソリューションにおいて、購入した合計キャパシティーの計算には、EBS 汎用 (SSD) gp2 ボリュームを使用しています。ディスク使用率を 85% とし、2 つ目の AZ にレプリケートするためにキャパシティーを 2 倍にしています。この例では、読み取りと書き込みの平均スループット (均等分割) が 10 MB/s であり、5 MB/s のレプリケーション速度で 2 つ目の AZ への書き込みを実行すると想定しています。コンピューティングコストの計算では、必要なパフォーマンスを実現するために、各 AZ に 1 つの c4.xlarge EC2 インスタンス (合計 2 つ) を使用しています。

TCO を低減し、管理を単純化する

上記の例は、Amazon EFS を使用すると、自己管理型クラウドソリューションよりもコストを削減できることを示しています。自己管理型ソリューションのインストール、管理、メンテナンスに必要な労力や時間について考えると、Amazon EFS を使用した場合に削減されるコストはさらに大きくなります。Amazon EFS を使うとインフラストラクチャの管理や容量を増やす計画を行う必要がなくなり、この TCO のメリットは増加します。

Amazon EFS の TCO をオンプレミスソリューションと比較する

Amazon EFS では、AWS のすべてのサービスと同様に、高額の資本投資をする必要がなくなるため、TCO を低減できます。また、必要なキャパシティーに投資し、ビジネスで必要なときのみに使用できるという従量課金制の料金モデルを使用しています。 AWS 料金計算ツールを使用して AWS のサービスを調べ、AWS を使用するために必要なコストの見積もりを作成できます。

料金に関するその他のリソース

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