Amazon ElastiCache が、T1、M1、M2、M3、R3 キャッシュノードタイプのサポートを終了する

アプリケーションが旧世代のノード用に最適化されており、アップグレードはまだこれからというユーザーのために、AWS では旧世代のノードも提供しています。旧世代のオンデマンドのノードは、2022 年 12 月 1 日に販売終了します。2022 年 12 月 1 日までに、これらのノードを新しい世代のノードタイプに移行することをお勧めします。 旧世代の RI (Reserved Instance) ノードは、2023 年 6 月 1 日に販売終了します。2023 年 6 月 1 日までに、これらのノードを新しい世代のノードタイプに移行することをお勧めします。

この通知は、すべての商用リージョンと AWS GovCloud (米国) に適用されます。Sinnet が運営する北京 (BJS) リージョンおよび NWCD が運営する寧夏 (ZHY) リージョンの C1、T1、M1、M2、M3、R3 ノードファミリタイプについては、2024 年 10 月 15 日にサポートが終了します。

アップグレードパス

最高のパフォーマンスを得るために最新世代のノードの使用をお勧めしますが、新しいノードが出た後も、旧世代のノードのサポートは継続します。現在、旧世代ノードを使用しており、どのノードが推奨されるアップグレードパスであるかを確認したい場合は、以下の表を参照してください。

M1/M3 から M5、M6 または M7

M5 インスタンスは、最新の Intel Xeon または Arm プロセッサを提供します。M5 では、AVX-512 命令をサポートする高性能 CPU、最大384GiB の RAM、最大 25Gbps のネットワーク帯域幅を手に入れることができ、そのすべてが前世代のインスタンスよりも低価格です。Amazon EC2 M6g/M7g インスタンスは Arm ベースの AWS Graviton プロセッサを搭載しています。Graviton インスタンスは、幅広いワークロードのセットに対して、コンピュート、メモリ、ネットワークのリソースのバランスを提供します。

旧世代のノードタイプ 推奨ノードタイプ
cache.m1.small cache.t3.small
cache.m1.medium cache.t3.medium
cache.m1.large cache.m5.large
cache.m1.xlarge cache.m5.xlarge
cache.m2.xlarge cache.m5.xlarge
cache.m2.2xlarge cache.m5.2xlarge
cache.m2.4xlarge cache.m6g.4xlarge
cache.m3.medium cache.t3.medium
cache.m3.large cache.m5.large
cache.m3.xlarge cache.m5.xlarge
cache.m3.2xlarge cache.m5.2xlarge

 

M2/R3 から R5、R6、または R7

R5 ファミリーのインスタンスでは、新しい Intel Xeon プロセッサ、最大 636.61 GiB の RAM、EBS 最適化を利用でき、最大 25 Gbps の低レイテンシーかつ低ジッターな拡張ネットワークがサポートされています。Amazon EC2 R6g/R7g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton プロセッサを搭載しています (現在、Graviton3 インスタンスはすべての AWS リージョンで利用できるわけではありません)。Graviton インスタンスは、メモリを大量に消費するワークロードの実行に最適です。

旧世代のノードタイプ 推奨ノードタイプ
cache.r3.large cache.r5.large
cache.r3.xlarge cache.r5.xlarge
cache.r3.2xlarge cache.r5.2xlarge
cache.r3.4xlarge cache.r5.4xlarge
cache.r3.8xlarge cache.r6g.8xlarge

T1/M1 から T3 または T4g へ

T3 および T4g ノードは、ベースラインの CPU パフォーマンスを提供しながら、突発的なパフォーマンス需要にも対応するバースト可能パフォーマンスノードです。CPU 能力をすべて使用することは少ない、または安定しているものの、時折突発的に高い CPU パフォーマンスを必要とするワークロードに推奨されます。たとえば、テスト環境、開発環境、小規模ワークロードなどが考えられます。T3 および T4g ノードはどちらも、ほとんどのリージョンで、m1.small、m1.medium、t1.micro ノードより安価です。

旧世代のノードタイプ 推奨ノードタイプ
cache.t1.micro cache.t3.micro

詳細と料金

オンデマンド | リザーブド

現行のノードと同様に、旧世代のノードでも使い慣れた Memcached エンジンや Redis OSS エンジンの機能を利用できます。

旧世代のノードの詳細

キャッシュノードタイプ vCPU メモリ (GiB) ネットワークパフォーマンス
スタンダード – 旧世代
cache.m1.small 1 1.3
cache.m1.medium 1 3.35
cache.m1.large 2 7.1
cache.m1.xlarge 4 14.6
cache.m3.medium 1 2.78
cache.m3.large 2 6.05
cache.m3.xlarge 4 13.3
cache.m3.2xlarge 8 27.9
メモリ最適化 – 旧世代
 
cache.m2.xlarge 2 16.7
cache.m2.2xlarge 4 33.8
cache.m2.4xlarge 8 68
cache.r3.large 2 13.5
cache.r3.xlarge 4 28.4
cache.r3.2xlarge 8 58.2
cache.r3.4xlarge 16 118
cache.r3.8xlarge 32 237 10 ギガビット
コンピューティング最適化 – 旧世代
cache.c1.xlarge 8 6.6
ミクロ – 旧世代
cache.t1.micro 1 0.213 非常に低

旧世代のオンデマンドノードの料金

価格は、インスタンスが開始してから、それが終了または停止するまでの、各インスタンスについて使用されるインスタンス時間当たりの料金です。1 時間未満の各インスタンス時間は、1 時間分として請求されます。

旧世代のリザーブドノードの料金

リザーブドノードでは、予約したい各ノードに対して 1 回限りの低額の予約金を支払う代わりに、そのインスタンスの時間あたりの使用料金に大幅な割り引きを受けることができます。Amazon ElastiCache のリザーブドノードには 3 つのタイプ (軽度使用、中度使用、重度使用) があり、前払い金額と実際の時間あたり価格とのバランスを取ることができます。

Amazon ElastiCache のリザーブドノードを利用した場合、アプリケーションの負荷と実行時間の長さに基づき、オンデマンドノードを実行するのに比べて大幅に費用を節減できます。

ノードに対する 1 回払いは返金できませんのでご注意ください。

* これはリザーブドインスタンス期間全体の月別お支払額の平均です。毎月の実際のお支払額は、その月の実際の時間数に時間使用料金を掛けて計算した金額、またはその月の実際の秒数に、3600 で除算した時間使用料金を掛けて計算した金額に相当します。これは、実行する Elasticache インスタンスタイプに応じて決まります。時間単位のご利用単価は、リザーブドインスタンス期間全体の月別お支払額の合計をリザーブドインスタンス期間全体の総時間数 (1 年は 365 日とする) で除算したものに相当します。

** 実効時間単価は、オンデマンドの料金と比較したリザーブドインスタンスのコスト削減額の計算に役立てていただくためのものです。リザーブドインスタンスを購入すると、選択したリザーブドインスタンス期間が終了するまでの間、インスタンスを実行するかどうかにかかわらず 1 時間ごとに料金請求が発生します。実効時間単価は、時間あたりの償却されたインスタンスコストを示します。これにより、前払いを含む全期間にわたるリザーブドインスタンスの合計コストが計算され、リザーブドインスタンス期間の 1 時間ごとに分散されます。

料金に関するその他のリソース

AWS 料金見積りツール

AWS の月額料金を簡単に計算できます。

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個別のお見積もりをご希望の場合、AWS のスペシャリストにお問い合わせください。

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