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最終更新:

2024年6月25日

本Amazon FSxサービスレベルアグリーメント(「SLA」)は、対象サービス(以下に記載)の利用に適用される方針であり、対象サービスを利用する各アカウントに個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWSカスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を有するものとする。

対象サービス
  • Amazon FSx for Windows File Server
  • Amazon FSx for Lustre
  • Amazon FSx for NetApp ONTAP
  • Amazon FSx for OpenZFS

SLA
AWSは、対象サービスに対して以下3点のSLAコミットメントを約束する。

(1) Amazon FSx for Windows File Server、Amazon FSx for NetApp ONTAP、およびAmazon FSx for OpenZFSのマルチAZファイルシステムについて、マルチAZ SLA、
(2) Amazon FSx for NetApp ONTAP、およびAmazon FSx for OpenZFS HAのシングルAZファイルシステムについて、シングルAZ SLAz、
(3) Amazon FSx for Windows File Server、Amazon FSx for OpenZFS non-HA、およびAmazon FSx for LustreのシングルAZファイルシステムについて、シングルAZ SLA

Amazon FSx for Windows File Server、Amazon FSx for NetApp ONTAP、およびAmazon FSx for OpenZFSのマルチAZファイルシステムについて、マルチAZ SLA
AWSは、各マルチAZファイルシステムを、毎月の請求期間において、以下の表に示す月間稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う。

月間稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.99%未満 10%
95.0%以上、99.0%未満 25%
95.0%未満 100%

Amazon FSx for OpenZFS HA、およびAmazon FSx for NetApp ONTAPのシングルAZファイルシステムについて、シングルAZ SLA

AWSは、各Amazon FSx for OpenZFS HA、およびAmazon FSx for NetApp ONTAPのシングルAZファイルシステムを、毎月の請求期間において、以下の表に示すシングルAZ稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う。

 

シングルAZ稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.9%未満 10%
95.0%以上、99.0%未満 25%
95.0%未満 100%

Amazon FSx for Windows File Server、Amazon FSx for OpenZFS non-HA、およびAmazon FSx for LustreのシングルAZファイルシステムについて、シングルAZ SLA

AWSは、各Amazon FSx for Windows File Server、Amazon FSx for OpenZFS non-HA、およびAmazon FSx for LustreのシングルAZファイルシステムを、毎月の請求期間において、以下の表に示すシングルAZ稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う。

 

シングルAZ稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.5%未満 10%
95.0%以上、99.0%未満 25%
95.0%未満 100%

サービスクレジット

サービスクレジットは、SLAは満たされなかったが、影響を受けたファイルシステムの月額請求額に対する定率として計算される。サービスクレジットは、対象サービスについて今後請求される支払いに対してのみ適用する。当社はその裁量において、利用不可状態が発生した請求期間の支払いの際に利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWSから返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間の当該クレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、対象サービスの提供における当社の利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合の利用者の唯一かつ排他的な救済は、本SLAの契約条件に従いサービスクレジット(該当する場合)を受け取ることである。
 

クレジットの請求および支払手続

サービスクレジットを受け取るには、サービス利用者は、AWSサポートセンターでケースをオープンすることにより、請求書を提出する必要がある。 利用者は、特定の対象サービスのファイルシステムに係るSLAに基づく請求を組み合わせたり、累積することはできない。利用者は、インシデント発生後、2回目の請求期間の末日までに、以下の情報を添えてクレジットのリクエストを当社に提出しなければならない。

1. 件名に「SLA Credit Request(SLAクレジットリクエスト)」という文言
2. 利用者がサービスクレジットを請求する対象の請求期間およびAWSリージョン、ならびに利用者が請求する利用不可インシデントの日時
3. 該当する場合、影響を受けたファイルシステムのファイルシステムID
4. 利用者が主張する利用不可状態を記録したリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)

 
適用されるSLAに基づく請求が有効であることを当社が確認した場合、当社は、利用者のリクエストを当社が確認した月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たすリクエストおよびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。
 
Amazon FSx SLA例外事由
 
それぞれのSLAは、以下の場合、直接的にも間接的にも、いかなる対象サービスの利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他の対象サービスのパフォーマンス上の問題にも適用されない。(i)不可抗力事由または対象サービスの責任分界点の範囲外のインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因に起因する、(ii)利用者の作為もしくは不作為に起因する、(iii)利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因する、(iv)AWSサイトに掲載され、当社が随時更新する、対象サービスに適用される最新のテクニカルドキュメント(該当する開発者ガイドを含む)に従っていないことに起因する、または、(v)本件契約に従った、対象サービスを利用する利用者の権利の停止または終了に起因する。当社の月間稼働率またはシングルAZ稼働率の計算で使用されるもの以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行する場合がある。
 
定義
  • 「AZ」とは、AWSリージョン内の隔離された区分を意味し、リージョンコードの後の1文字で特定される(例:us-west-1a)。
  • 所定のマルチAZファイルシステムの「月間稼働率」は、1ヵ月のうちマルチAZファイルシステムが利用不可状態であった時間のパーセンテージを100%から減じて計算する。利用者が月の一部期間のみマルチAZファイルシステムを稼働させていた場合、稼働していなかった部分のマルチAZファイルシステムは100%利用可能であると想定される。
  • 「マルチAZファイルシステム」とは、Amazon FSx for Windows File Server、Amazon FSx for NetApp ONTAP、またはAmazon FSx for OpenZFSのマルチAZファイルシステムを示し、複数のAZにまたがってアクティブ/スタンバイフェイルオーバー構成で同時に配置された2つのファイルサーバーを持つ。
  • 「オペレーション」とは、対象サービスのファイルシステム内のデータにアクセスするための命令を指す。
  • 「サービスクレジット」とは、対象となる対象サービスのアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットを示す。
  • 「シングルAZファイルシステム」とは、以下を意味する。
    • 1つのAZのみにアクティブ/スタンバイフェイルオーバー構成で配置された2つのファイルサーバーを持つ、Amazon FSx for OpenZFS HAのシングルAZまたはAmazon FSx for NetApp ONTAPのシングルAZファイルシステム
    • 1つのAZのみに配置された1つのファイルサーバーを持つ、Amazon FSx for OpenZFS non-HAのシングルAZまたはAmazon FSx for Windows File ServerのシングルAZファイルシステム
    • 1つのAZのみに配置されたファイルサーバーのクラスタを持つ、Amazon FSx for LustreのシングルAZファイルシステム
  • 所定のシングルAZファイルシステムの「シングルAZ稼働率」は、1ヵ月のうちシングルAZファイルシステムが利用不可状態であった時間のパーセンテージを100%から減じて計算する。利用者が月の一部期間のみシングルAZファイルシステムを稼働させていた場合、稼働していなかった部分のシングルAZファイルシステムは100%利用可能であると想定される。
  • 「利用不可」および「利用不可状態」とは、1分間のインターバルにそれぞれマルチAZファイルシステムまたはシングルAZファイルシステムのすべてのオペレーションが失敗することを指す。