AWS エンドユーザーコンピューティング (EUC)
新着 2023 年の AWS End User Computing Innovation Day の動画をオンデマンドで視聴できます。
AWS エンドユーザーコンピューティングサービスには、社員が仕事をこなすために必要な仮想デスクトップとアプリケーションストリーミングサービスが含まれています。これらのサービスにより、社員は、IT の俊敏性と組織のセキュリティを向上させながら、Amazon WorkSpaces シンクライアントなど、サポートされているどのデバイスからでも生産性を高めることができます。オンデマンドでのリソースのスケールアップまたはスケールダウンが可能なため、インフラストラクチャをデプロイも管理もせずに、必要なリソースをチームに提供できます。
AWS では、すべての起点はセキュリティです。AWS エンドユーザーコンピューティングサービスは AWS クラウドに構築されています。セキュリティを最大限に重視する組織の要件を満たすように構築されたサービスとしてのデスクトップ (DaaS) サービスは、Amazon 仮想プライベートクラウド (VPC) 内にデプロイされ、パブリックインターネットを経由することなく、AWS ネットワーク内で安全な接続を提供します。ローカルデバイスにはユーザーデータが保存されません。これにより、ユーザーデータのセキュリティが向上し、リスクにさらされる領域が全体的に減少します。
従業員が業務を遂行する場所および方法を変える準備ができていることは、かつてないほど重要となっています。これらのサービスはフルマネージドであるため、ニーズの変化に応じて数分でスケールアップおよびスケールダウンできます。AWS エンドユーザーコンピューティングサービスは、世界中の AWS リージョンと AWS アベイラビリティーゾーンで実行されるため、エンドユーザーは、リッチで信頼性の高いユーザーエクスペリエンスを使用して、どこでも業務を遂行することができます。
エンドユーザーは、アプリケーションにアクセスできる場合にのみ生産性を高めることができます。AWS のエンドユーザーコンピューティングサービスは、AWS クラウドとリージョンおよびアベイラビリティーゾーンのグローバルネットワーク上に構築されており、自動スケーリングの負荷分散が組み込まれた Amazon EC2 インスタンスで実行されます。当社がインフラストラクチャの稼働を維持するという付加価値を生まない作業を引き受け、99.9% の稼働率で SLA を実現します。
AWS EUC ユーザーコンピューティングサービスは、基盤となる仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) のインフラストラクチャおよび管理のコストを削減するのに役立ちます。オンデマンドでユーザーを追加/削除でき、実際に使用した分の料金が、使用したときに発生します。ピークのユーザーキャパシティに合わせてハードウェアやライセンスを過剰に購入する必要がなくなります。 AWS では、仮想デスクトップソリューションのコストをさらに削減するために、低コストのデバイスも提供しています。
10 年間
数万社
数十万
AWS エンドユーザーコンピューティングサービス
Amazon WorkSpaces
クラウドネイティブの永続型デスクトップ
Amazon AppStream 2.0
クラウドネイティブの非永続型デスクトップおよびクラウドネイティブアプリ
Amazon WorkSpaces Web
既存のウェブブラウザから社内ウェブサイトや SaaS アプリケーションに安全なアクセスを促進するように構築された、低コストでフルマネージドなワークスペース
AWS エンドユーザーコンピューティングサービス
ソリューション | AWS サービス |
---|---|
Amazon WorkSpaces、Amazon WorkSpaces Secure Browser、および Amazon AppStream 2.0 への費用対効果の高い安全なアクセス | Amazon WorkSpaces シンクライアント |
クラウドネイティブな永続型デスクトップ | Amazon WorkSpaces |
サードパーティーの VDI ソフトウェア向けの仮想デスクトップインフラストラクチャ API | Amazon WorkSpaces Core |
選択的永続性とアプリケーションストリーミングによるクラウドネイティブデスクトップ | Amazon AppStream 2.0 |
クラウドネイティブの安全なウェブアクセス | Amazon WorkSpaces Secure Browser |
ユースケース
ナレッジワーカーは、Microsoft の生産性アプリケーションにアクセスできる完全に永続的な仮想デスクトップ環境を必要とすることがよくあります。2023 年 8 月 1 日以降、WorkSpaces サービスで実行するには、ご自身の Microsoft 365 Apps for enterprise ライセンスをご利用ください。
多くの企業において、従業員の安全と生産性を保ちつつ、リモートワークができるオプションが必要となっています。AWS エンドユーザーコンピューティングサービスは、企業が新入社員のオンボーディングをリモートで行い、どこからでもデスクトップやアプリケーションにアクセスできるようにすると同時に、企業の機密データをローカルデバイスで使用できないようにすることでセキュリティを強化するのに役立ちます。AWS エンドユーザーコンピューティングサービスは、リモートワークを迅速、安全、かつコスト効率のよい方法で促進する AWS 上に構築された一連のソリューションを通じて、従業員の継続性を支援します。
従来、コンタクトセンターのエージェントは、コンタクトセンターのオフィスに物理的に存在して、デスク上の電話から離れることができませんでした。しかし、今日では、お客様は、Amazon WorkSpaces と Amazon AppStream 2.0 を使用して、仮想エージェントが仮想デスクトップとストリーミングアプリケーションにアクセスすることを可能にしています。 WorkSpaces と AppStream 2.0 と WorkSpaces シンクライアントを使用すると、エージェントはどこで業務を遂行していても、必要なアプリケーションに確実にアクセスできます。また、当社は、企業の機密情報がコンタクトセンターのエージェントのデバイスに確実に保存されないようにすることで、セキュリティを強化できるように支援します。
AWS エンドユーザーコンピューティングサービスを利用することで、ローカルでのインストールや特別なハードウェアを必要とすることなく、オンデマンドでソフトウェアのトライアルを提供できます。営業チームが任意のデバイスからソフトウェアの営業用デモを配信できるようにすることが可能です。同様に、物理的なラボやクラスルームがなくても、ソフトウェアについてのトレーニングと認定のワークショップを提供できます。
多くの組織は、俊敏性を高め、費用を削減し、成長の機会を活用するために、請負業者や臨時職員などの臨時労働者に目を向けています。AWS EUC サービスを使用すると、組織は、追加のデバイスを購入、配送、および管理する負担なしに、この労働力のオンボーディングを行い、サポートできます。臨時契約が終了したときに元通りにスケールするのも同じくらい簡単です。さらに、AWS エンドユーザーコンピューティングサービスを使用すると、企業の機密情報が臨時労働者のデバイスに確実に保存されないようにすることで、セキュリティを強化できます。
Amazon WorkSpaces は、学生が教育現場を通じて使用できる、包括的かつ完全永続型の仮想デスクトップを提供します。一方、Amazon AppStream 2.0 は、各クラスに必要なストリーミングアプリ向けに最適化されています。学生の必要とする学習環境を容易に構築でき、学生がクラス初日から必要とするものを確実にそろえることができます。
Amazon WorkSpaces はさまざまなリージョンにデプロイでき、ソリューションはハードウェアの出荷やネットワーク接続の構築などの物理的なロジスティクスの必要性を回避するため、参加するすべての子会社で数百万 USD を節約できます。
Amazon 社、マネージャー兼クライアントエンジニアリング、Andrew Blackard 氏