AWS Step Functions により、視覚的なワークフローを使用して、分散アプリケーションとマイクロサービスのコンポーネントを簡単に調整できます。それぞれ別個の機能を実行する個々のコンポーネントからアプリケーションを構築することで、簡単にアプリケーションをスケールおよび変更できるようになります。Step Functions を使えば、安心してアプリケーションのコンポーネントを調整し、機能を配置できます。グラフィカルコンソールを使用して、アプリケーションのコンポーネントを一連のステップとして配置し、可視化できます。これにより、複数のステップからなるアプリケーションをシンプルに構築および実行できるようになります。Step Functions では、各ステップが自動的にトリガーおよび追跡され、エラーが発生した場合は再試行されるため、アプリケーションが意図したとおりに整然と実行されます。また、各ステップの状態が記録されるため、問題が発生した場合は、問題を簡単に診断およびデバッグできます。コードを記述することなくステップを変更および追加できるため、アプリケーションを簡単に進化させ、短期間でイノベーションを実現できます。
AWS Step Functions ではオペレーションや基盤となるインフラストラクチャが自動的に管理されるため、どのような規模でもアプリケーションを確実に提供できます。
AWS Step Functions が一般公開されました
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AWS Step Functions では、クラウドの状態機械を作成し、信頼性が高くスケーラブルな方法でアプリケーションの各ステップを実行し、各コンポーネントを調整できるようにします。状態機械はこれまで非常に長い間プログラミングの中心的な概念になっており、高速で予測可能なパフォーマンスを発揮する多数の小さなコンポーネントを調整するのに理想的です。状態機械は、それぞれが特定のタスクを実行する個別の状態から構成されます。状態機械により、コンポーネント間でデータが転送され、アプリケーションのオペレーション内で次のステップが決定されます。これにより、アプリケーションのロジックを相互接続された一連の状態として実装し、変更することが容易になります。
Step Functions コンソールの利用に加えて、Step Functions ステートマシンの作成と削除は AWS CloudFormation テンプレートからも行えます。ステートマシンの起動は Amazon API Gateway や Amazon CloudWatch Events からも行えます。
AWS Step Functions ではグラフィカルコンソールが用意されており、視覚的なワークフローを使って、分散アプリケーションのコンポーネントを簡単に調整できます。ユーザーがシンプルなコマンドを使用してアプリケーションの各ステップを定義すると、エンドツーエンドの一連のステップが視覚的なワークフローとして自動的にグラフ化されます。ボタンを押すといったシンプルな操作でアプリケーションを起動すると、各ステップの実行がグラフィカルに表示されるため、すべてが意図したとおりに整然と実行されていることを簡単に確認できます。コンソールではエラーがはっきりとハイライトされるため、根本原因を簡単に特定し、問題をトラブルシューティングできます。
AWS Step Functions では、各ステップの状態が追跡され、再試行とフォールバックの組み込み機能により自動的にエラーが処理されます。エラー処理のタスクは数秒で完了する場合も、数か月かかる場合もあります。Step Functions を使用すると、正常に実行されなかったタスクやタイムアウトしたタスクを自動的に再試行すること、特定のエラーを捕捉して適切に復旧すること、および他の方法がすべて失敗した場合に、クリーンアップと復旧のために指定されたコードにフォールバックすることができます。
AWS Step Functions では、アプリケーションの各ステップを実行するために、ワークロードの変化に応じて、オペレーションや基盤となるコンピューティング機能が自動的にスケールされます。これにより、リクエストの頻度が増加しても、アプリケーションワークフローのパフォーマンスを高い状態に維持できます。
AWS Step Functions には耐障害性が組み込まれています。Step Functions では、各リージョンの複数のアベイラビリティーゾーン全体でサービスキャパシティーが維持され、個々のマシンまたはデータセンター設備に障害が発生してもアプリケーションワークフローが保護されます。Step Functions やアプリケーションワークフローを実行する状態機械は、動作パフォーマンスが予測可能で信頼性が高いものになるように設計されています。これにより、サービス自体とサービスで実行されるアプリケーションワークフローの両方の可用性が高くなります。メンテナンス時間や定期的なダウンタイムはありません。
AWS Step Functions ではリアルタイムの診断とダッシュボードを利用できるうえ、Amazon CloudWatch や AWS CloudTrail と統合されて、毎回の実行が記録されるため、問題が発生した場合は、問題の箇所と原因を簡単に特定できます。実行履歴すべて (全体的な状態、および正常に実行されなかったステップ、入力、出力など) をプログラムを使って視覚的に表示できるため、迅速なトラブルシューティングと障害の修復に必要な情報を入手できます。
AWS Step Functions では、アプリケーションワークフローのあるステップから次のステップへの遷移 (状態遷移と呼ばれる) の回数に対してのみ料金が発生します。各状態の継続時間にかかわらず (ただし、最大 1 年間)、請求額は状態遷移の回数によって計算されます。使用した分のみしか料金が発生しないため、費用対効果が高い方法で、数回の実行から数千万回の実行まで簡単にサービスをスケールできます。
AWS Step Functions は AWS Identity and Access Management (IAM) と統合されており、IAM ポリシーを使用して、Step Functions API へのアクセスを制御できます。