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AWS re:Invent 2024 Amazon EKS and Kubernetes セッションガイド
この記事は Amazon EKS and Kubernetes sessions at AWS re:Invent 2024 (記事公開日: 2024 年 11 月 16 日) を翻訳したものです。
イントロダクション
Amazon Web Services の年次イベントである AWS re:Invent 2024 が近づいています。今年のイベントでは、Kubernetes やその他のクラウドネイティブ技術に焦点を当てたセッションのフルトラックを含みます。広大なセッションカタログを簡単に参照できるよう、Kubernetes とクラウドネイティブ関連トピックのセッションリストを作成しました。 コアトピックごとにまとまっており、re:Invent セッションカタログのセッション詳細へのリンクもあります。 さぁ、参加者ポータルのカタログで、今すぐセッションを予約し始めましょう。 興味のあるセッションの予約席を確保できない場合は、ほとんどのセッションタイプで Walk-up 席が利用できます。
注目すべきセッションの 1 つに、KUB201: Kubernetes on AWS の未来 があります。ここでは、AWS の Kubernetes Head of Product である Nathan Taber 氏と、Snowflake の Princilal Software Engineer である Hyungtae Kim 氏が登壇します。このセッションでは、EKS の最新のイノベーションと、Snowflake の次世代 AI/ML プラットフォームの洞察について学ぶことができます。
必ず聞くべきセッションの 1 つに、CMP215: あらゆるアプリケーションのためのコンピューティング・イノベーション があります。こちらは、AWS の VP & Distinguished Engineer, Compute & Networking, Amazon EC2 である Anthony Liguori と、AWS の VP Serverless Compute である Holly Mesrobia によるセッションです。 このセッションでは、AWS のインフラとソリューションに対する革新の取り組みが紹介されます。これによりお客様は、クラウドだけでなくオンプレミスやエッジでもアプリケーションのビルド、実行、スケーリングが可能になります。 是非ご参加いただき、これらの AWS のイノベーションがコンピューティングの世界をどのように変革しているか、内部からの視点をご覧ください。
さまざまなセッション形式の詳細な説明は re:Invent ラーニングフォーマットをご確認ください。
Kubernetes によるプラットフォームの構築
Amazon EKS – Kubernetes とコンテナによって構築されたアプリケーションや開発者プラットフォームの最新のイノベーションを探索しましょう。今年の re:Invent のラインナップには、コンテナ化が初めての方でも、既にあるワークフローを改善したい方であっても、Kubernetes のスキルを向上させるのに最適なセッションが用意されています。 AWS のエキスパートや同じ考えを持つプロフェッショナルと協力して、Kubernetes の管理を簡素化し、あらゆる規模のチームにとっての可能性を解き放つ、最新の戦略を探ってください。
- KUB308 | IDP ファストトラック: エンタープライズ DevOps のための CNOE を活用したデプロイレース(ワークショップ)
- KUB301 | Amazon EKS を用いた、スケーラブルなプラットフォームの構築 (ブレイクアウト)
- PEX402-R | Amazon Q を用いた AWS におけるモダンなエンジニアリング技術の取り入れ (ワークショップ)
- KUB102-S | Zesty における最適化されたプラットフォームによる Kubernetes 管理の革新 (ライトニングトーク)
- KUB402-R | Amazon EKS: Infrastructure as code、GitOps、CI/CD (チョークトーク)
- KUB306-R | Amazon EKS へのアプリケーションデプロイの簡素化 (ビルダーセッション)
- KUB307-R | 組織における Kubernetes のスケールの基礎 (ワークショップ)
- SAS311-R | Amazon EKS でのマルチテナント SaaS アーキテクチャの最適化 (チョークトーク)
データ、機械学習、生成 AI
これらのセッションに参加して、AWS 上のデータ処理、機械学習、Kubernetes が交差する領域を探索してください。これらのセッションは、EKS を分析のためのデータプラットフォームとして活用することから、生成 AI モデルのデプロイとスケーリング、責任ある AI のプラクティスの採用まで、EKS のスケールとパフォーマンスを、データ処理、機械学習、生成 AI と組み合わせるうえでの、貴重な洞察を提供します。
- KUB405 | 分析のためのデータプラットフォームとしての Amazon EKS (ブレイクアウト)
- KUB313 | Amazon EKS 上の MLOps のためのアーキテクチャパターン (チョークトーク)
- KUB401 | Amazon EKS におけるデータと生成 AI (ワークショップ)
- KUB314 | Amazon EKS におけるハイパフォーマンスな生成 AI (ブレイクアウト)
- KUB316 | Amazon EKS への最適化された推論パイプラインのデプロイ (チョークトーク)
- KUB403 | Amazon EKS における高性能な LLM 推論のスケーリング (チョークトーク)
- KUB320-R | Amazon EKS でのモダンなデータ処理パイプラインの構築 (チョークトーク)
- OPN309-R | オープンソースと共に実現する責任ある生成 AI の実践 (チョークトーク)
- DAT202-S | チャットボットを超えて: AI がリアルタイムにビジネスクリティカルな意思決定をおこなう方法 (ブレイクアウト)
- STG406-R | Amazon S3 と Amazon EKS での AI/ML ワークロードのオンボーディングと最適化 (ワークショップ)
- ANT410 | Amazon EMR on EKS でデータパフォーマンスを最大化する (チョークトーク)
コスト最適化とパフォーマンス
Amazon EKS での Kubernetes 環境における、クラスター効率の最大化、無駄の削減、イノベーションの解放のための最新の戦略を発見するために、ご参加ください。 これらのセッションでは、クラスターを動的にスケーリングする方法、Kubernetes のコストをビジネス価値と整合させる FinOps アプローチを採用する方法、クラウドコスト最適化のベストプラクティスを探索する方法についての知識を身につけることができます。
- KUB312 | Amazon EKS と Karpenter による自動化されたクラスターインフラストラクチャー (ブレイクアウト)
- KUB309-R | Karpenter: Amazon EKS のベストプラクティスとクラウドコストの最適化 (ワークショップ)
- KUB311-R | Kubernetes を採用する FinOps :ビジネス革新のためのコスト最適化 (チョークトーク)
セキュリティ
AWS で Kubernetes ワークロードを実行しているお客様にとって、セキュリティは最も重要です。これらのセッションに参加して、Kubernetes のセキュリティの重要な領域を探索し、EKS 環境の保護に役立つ重要なツールとベストプラクティスを理解しましょう。これらのセッションでは、Kubernetes ワークロードの保護を深く掘り下げ、ソフトウェアサプライチェーンを最適化し、セキュリティと可観測性が交差する領域を調査し、Policy as Code で Kubernetes のセキュリティを強化する方法を学ぶことができます。
- KUB319 | Amazon ECR を使用したソフトウェアサプライチェーンのセキュリティ強化と最適化 (チョークトーク)
- KUB315 | Amazon EKS における Kubernetes ワークロードのセキュリティ対策 (ブレイクアウト)
- KUB305-R | Amazon EKS クラスターのセキュリティ対策と監視 (ビルダーズセッション)
- KUB302-R | セキュアなコンテナ環境の戦略とベストプラクティス (チョークトーク)
- OPN306-R | Kyvernoを使った Policy as Code によるKubernetes セキュリティ強化 (チョークトーク)
ストレージ
Amazon EKS 上のコンテナ化アプリケーションのストレージを効果的に管理および最適化する方法を知ることができます。 ステートフルワークロード向けに AWS ストレージサービスを活用する方法と、コンテナ化アプリケーションのデプロイにおけるベストプラクティスを探求します。
- KUB324 | AWS のストレージサービスを活用した、Amazon EKS でのステートフルなワークロードの実現 (ライトニングトーク)
- STG331 | Amazon EBS でのコンテナ化されたアプリケーションのデプロイ (チョークトーク)
運用、デプロイ、可観測生
re:Invent 2024 で、EKS の効率的な運用、堅牢な可観測性、効果的なデプロイ戦略に深く踏み込む包括的なセッションを披露できることを楽しみにしています。参加者の皆様は、生成 AI を活用して EKS 運用を最適化する方法、可観測性のベストプラクティス、Kubernetes とサーバーレスコンピューティングが交差する領域、Kubernetes API を介したインフラストラクチャの管理の最新動向を探索する機会が得られます。手を動かしたい方向けに「Amazon EKS フリート管理への Dive Deep」ワークショップでは、Kubernetes 環境の効果的な管理とスケーリングの実践的な体験を提供します。
- KUB321 | 生成 AI で Amazon EKS の運用を効率化する(コードトーク)
- KUB323 | Amazon EKS ワークロードにおける可観測性戦略 (ライトニングトーク)
- KUB101-S | Amazon EKS ワークロードにおける可観測性のデータコストと複雑さの制御 (ライトニングトーク)
- KUB303-R | Amazon EKS フリート管理への Dive Deep (ワークショップ)
- KUB203-S | プロダクトカルチャーの再構築: Smarsh による AWS でのスケーリングと移行 (ライトニングトーク)
- KUB202-S | 生成 AI のスケーリング: Kubernetes での運用課題の対処 (ブレイクアウト)
- KUB304-R | Cloud-native Java on AWS (ビルダーズセッション)
- API308 | Kubernetes が出会う Serverless: Kubernetes API で EDA をデプロイする (ブレイクアウト)
- OPN312 | Infrastructure as Kubernetes API (ブレイクアウト)
- OPN202 | AWS Controllers for Kubernetes による API 経由のインフラストラクチャ管理 (ライトニングトーク)
- SAS404 | Kubernetes DevOps ツールを活用した SaaS プロビジョニングとデプロイの自動化 (ワークショップ)
スケーラビリティ、レジリエンシー、接続性
AWS に Kubernetes をデプロイするにあたって、アプリケーションのスケーラビリティ、レジリエンス、接続性を確保する必要があります。最新の戦略とイノベーションを探索し、本番グレードのアーキテクチャ構築、クラスターパフォーマンスの最適化、機械学習ワークフローの効率化の方法を学びましょう。 ネットワーク戦略やサービスメッシュから、コスト効果の高い ML トレーニングやエッジデプロイまで、 AWS 上での Kubernetes のポテンシャルを最大限に引き出すためのベストプラクティスとツールについて深掘りします。
- KUB404 | Amazon EKS での本番グレードのレジリエンスアーキテクチャの構築 (ブレイクアウト)
- KUB406 | Kubernetes のネットワーク戦略 (ブレイクアウト)
- KUB310 | エッジおよびハイブリッドなユースケースのための Amazon EKS (ブレイクアウト)
- KUB322-R | Amazon EKS で回復力のあるアプリケーションを構築する (チョークトーク)
- KUB318-R | Karpenter による Kubernetes クラスターのスケール、最適化、アップグレード (チョークトーク)
- NET315 | Kubernetes のネットワーク戦略 (チョークトーク)
- OPN307 | Kubernetes の接続性: サービスメッシュから未来へ (チョークトーク)
- CMP403 | Amazon EKS と AWS Batch を活用したスケーラブルかつコスト効率な MLトレーニング (チョークトーク)
AWS Village の Kubernetes kiosk や、Developer Pavilion の Modern Apps と Open Source Zone を訪れるため、Expo Hall にお立ち寄りください。AWS 上でのモダンアプリケーション構築について専門家に質問したり、デモを見たり、オープンソースチームと会ったりできます。 立ち寄って挨拶をして、楽しんで、スナックをつまんで、クレーンゲームから商品をゲットしましょう!
re:Invent に直接参加できない場合も問題ありません!バーチャルパスを登録することで、Keynote と Leadership Session のライブ配信に参加できます。 また、ブレイクアウトセッションをお見逃しなく!イベント後に AWS Events YouTube でオンデマンド視聴できます。
これらのセッションや、AWS の専門知識があなたの組織にどのように役立つかについて、さらに詳しく知りたいですか?詳細は AWS アカウントチームにお問い合わせください。
あなたの組織で Kubernetes を最大限に活用する方法の詳細については、Amazon EKS のウェブページをご覧ください。
翻訳はソリューションアーキテクトの後藤が担当しました。原文はこちらです。