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今年も開催!AWS JumpStart 2024 でAWSを学ぼう #AWS JumpStart
こんにちは!AWS ソリューションアーキテクトの黒木です。
今年のJumpStart 2023のプログラムが無事完了しました。2022年から始まったAWS JumpStart ですが、2023年も多くの皆様にご参加いただき、運営メンバーも大変学びが多い1年となりました。
AWSでは「AWS を学び初めてみる」「AWS をより活用できるようになる」といった目標にしている皆様の力添えとなるべく、AWS JumpStart 2024 を開催していきます。
そこで、この記事ではAWS JumpStart 2024 がどういった内容になるのかについてご紹介します。
AWS JumpStart とは?
AWS JumpStartは、新卒を含むAWS初学者のエンジニアを対象とした、クラウドネイティブなテックリード人材を育成するための第一歩となる実践的な研修プログラムです。事前学習用動画と2日間の集中的なワークショップを通して、皆様が自走できる状態までシステムアーキテクチャ設計やAWSの理解度を一気に引き上げることを目的としています。
- AWSについて話を聞いたことはあるが使ったことはない
- EC2等の単体サービスは触ったことあるが、システム全体の設計経験はない
- クラウドネイティブなアプリケーションを設計する上で重要な観点を知りたい
といった方々には、短期間で一気にレベルアップできる内容となっているので、AWS を学びはじめるのにもってこいのプログラムとなっています。
AWS JumpStart 2024 開催のご案内
昨年に引き続き、AWS JumpStart 2024 の開催を予定しています!
AWS JumpStart 2023 では3,000 人を超える方々に参加いただき、AWS 初学者の学習プログラムとしてご好評いただきましたため、設計編の内容を更にブラッシュアップしつつ、AWS初学者/新卒1年目向けの2つのワークショッププログラムで開催いたします。
詳細のご案内・参加登録ページについきましては2024年1-2月を目処に公開予定となっています。こちらのブログ内でもアップデートさせていただきますので、今しばらくお待ちください。
AWS JumpStart 2024 も多くの方々のご参加を心よりお待ちしております!
AWS JumpStart 2024
- 開催日時 (各回2日間)
- アジェンダ
- AWSやアーキテクチャ設計に関する講義
- チームに分かれてのWebアプリケーションのアーキテクチャ検討
- ハンズオンワークショップ
AWS JumpStart 2024 for NewGrads (新卒1年目向け)
- 開催日時 (各回2日間)
- アジェンダ
- AWSやアーキテクチャ設計に関する講義
- チームに分かれてのWebアプリケーションのアーキテクチャ検討
- ハンズオンワークショップ
※ プログラム内の各回は同じ内容となりますので、ご都合の合う日時でご参加をお待ちしております。
※ 2024 年は無償での開催となります。
※ アジェンダは変更される可能性があります。
AWS JumpStart 2023 (去年開催分)について
スケジュールは全2日間の内容となっており、インプットした知識をしっかりアウトプットできるような構成にしています。day1では、アーキテクチャ検討にスムーズに入って頂くために事前課題・講義形式の座学を通してAWSの主要サービスやシステムアーキテクチャ設計の基礎を学んで頂きます。さらにハンズオンワークショップで実際にAWSを触って簡単なWebアプリを動かす経験を積むことで、より理解が進むプログラム構成となっています。
day 2では、day 1で学習した内容を踏まえてお題として与えられた要件を満たすWebアプリケーションのシステムアーキテクチャ設計を4名前後のチームに分かれて検討・発表いただくことがメインの内容となっています。
当日の様子
当日の内容を抜粋してご紹介します。
事前学習動画
事前学習動画では、システムアーキテクチャ設計の考え方に関する動画と、AWSの主要サービスについて学ぶことのできる動画を計4時間分ご用意しました。前者では、Webアプリケーションを構築する際に、なぜサーバー1台構成では不十分なことが多いのか、どのような非機能要件を意識しどのようなアーキテクチャを設計すべきなのかについて学びます。例えば、パフォーマンスや可用性向上の観点では、ロードバランサの導入やサーバーのスケールアウト、オートスケーリング、キャッシング等について説明し、構築・運用を効率よく行うという観点では、モニタリングやマネージドサービスなどの技術を取り入れる意味についても説明します。後者の動画は、ALB, EC2, RDS, VPC, S3といった主要サービスの概要をデモやクイズも交えながら楽しく学んでいただける内容となっています。これらの動画を通して、ワークショップを最大限学びのある場にしていただくための準備を行いました。
ハンズオンワークショップ
ワークショップ専用のAWS アカウントを配布しますので、その中で実際に手を動かしてWebアプリケーションの構築方法について学びます。ALB、ECS、AuroraといったモダンなAWSサービスを組み合わせて、Todo管理アプリを構築する内容でした。座学での知識を体験として定着してもらうために、個人個人でステップバイステップで進めていただく流れになっています。
アーキテクチャ検討+成果発表会
事前学習や講義を通して得た知識を元に、4 名前後のチームでお題に沿ったアーキテクチャ検討を進めます。要件に対して皆様が考える最適なアーキテクチャをディスカッションしながら構築するのは、業務に近い形での実践演習となります。要件をどう捉えるかによっても最適なアーキテクチャが異なる為、他のチームとも出来上がったアーキテクチャを見ながら意見交換をして観点や理解を深める時間になっています。
参加者の方からの感想抜粋
- AWS構成図が全く読めなかったが、少し読解できるようになったので嬉しい。AWSは苦手意識が強かったが、少し抵抗感が薄れたように思います。
- 500名の参加者から様々な角度から出てくる質問が自分にも勉強になりました。ワークショップ内のコミュニティが盛り上がっていけるところがとても楽しかったです。
- これまでAWSのさまざまなサービスを触りたいとは思っていたのですが、料金面などの不安から積極的に触ることができなかったため、ハンズオンでたくさん体験できて嬉しかったです。AWS SAAを取得したいと思っており、その勉強も兼ねて今回参加させていただいたので、2日間で学んだことをこれからの学習に活かしたいと思います。
参加者の皆様からは大変ありがたいことにポジティブな感想や、より良い内容に変えていくためのフィードバックを数多くいただきました。2024年はそれらの声を元に、よりAWS初学者の方が大幅にスキルアップ出来たなと実感いただけるような内容に改善してまいります。
事前学習動画のご案内
本プログラムにご参加された方には後ほどご連絡いたしますが、早めに内容を確認したい、JumpStartにまだ参加していないメンバーにもまずは見てもらいたいというお声をいただいたので、この場でも事前学習動画をご案内します。
Webアプリケーションを提供する際に、なぜ大半のケースでサーバー1台構成では不十分なのか、どのような観点を意識し、どのようなアーキテクチャを設計すべきなのかについて学びます。例えば、パフォーマンス・可用性の観点では、ロードバランサの導入やサーバーのスケールアウト、オートスケーリング、キャッシング等について説明し、構築・運用を楽に行うという観点では、マネージドサービスなどの技術を取り入れる意味についても説明します。
AWSのSolution Architect Associate資格取得のための勉強会という体裁の動画になっていますので、まずは0:33:26からのAWSのグローバルインフラストラクチャからご覧いただくのが分かりやすいかと思います。
まとめ
AWS JumpStartでは、事前学習からハンズオン、チームでの検討と発表までのワークショップを通して、AWSの理解とアーキテクチャ設計力を向上できるプログラムを2日間のワークショップ形式で用意しています。
運営メンバー一同、より良い内容でのJumpStart 2024をお届けするべく準備を進めておりますので、是非とも参加ご検討ください。