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AWS が Gartner 初の Magic Quadrant for AI Code Assistants のリーダーとして選出されました

Gartner は 2024 年 8 月 19 日に、Amazon Web Services (AWS) が含まれる Gartner 初の Magic Quadrant for AI Code Assistants を公開しました。Amazon Q Developer は、2024 年 4 月 30 日に一般提供が開始されたことから審査対象要件を満たしており、AWS はその実行能力とビジョンの完全性からリーダーとしてランク付けされました。

私たちは、このリーダーとしての位置付けが、エンタープライズグレードのアクセスコントロールとセキュリティを用いてソフトウェア開発ライフサイクル全体を容易にし、開発者の生産性を向上させる、AWS の急ペースのイノベーションを反映していると考えています。

Gartner のマジッククアドラントは、実行能力とビジョンの完全性に基づいて 12 の AI コードアシスタントを評価しています。Gartner の「How Markets and Vendors Are Evaluated in Gartner Magic Quadrants」レポートによると、実行能力は製品とサービスを効果的に提供するベンダーの能力を測定し、ビジョンの完全性はベンダーによる市場の理解と将来的な成長に向けた戦略を評価するものです。

以下は、2024 年 Gartner Magic Quadrant for AI Code Assistants のグラフです。

以下は、Gartner のレポートからの引用です。

Amazon Web Services (AWS) は、本マジッククアドラントのリーダーです。その製品である Amazon Q Developer (旧 CodeWhisperer) は、AI を使用して開発者のタスクを支援し、自動化することに重点を置いています。例えば、Amazon Q Developer はコードの提案と変換、テストとセキュリティ、および機能開発を支援します。その運用は地理的多様性を備え、あらゆる規模のクライアントを対象としています。AWS は、ソフトウェア開発ライフサイクル (SDLC) を強化する AI 主導型ソリューションの提供、複雑なタスクの自動化、パフォーマンスの最適化、セキュリティの確保、およびイノベーションの促進を重視しています。

私のチームは、Amazon Q Developer CenterCommunity.aws で、ソフトウェア開発者のジョブ理論 (Jobs-To-Be-Done) を直接サポートし、生成 AI によって実現および強化される、Amazon Q Developer 関連のコンテンツを作成することに焦点を当てています。

私は、お客様と会話して、Amazon Q Developer を選ぶ理由をたずねる機会を得ました。お客様は、コーディング、テスト、アップグレードから、トラブルシューティング、セキュリティスキャンと修正の実行、AWS リソースの最適化、そしてデータエンジニアリングパイプラインの作成におよぶ、一般的な AI コードアシスタントをはるかに超えた SDLC 全体でのタスクの加速と完了に利用できることだと答えています。

以下は、お客様がより頻繁に言及した重要点です。

必要に応じてどこからでも利用可能 – Amazon Q Developer は、Visual Studio CodeJetBrains IDEsAWS Toolkit with Amazon QJupyterLabAmazon EMR StudioAmazon SageMaker Studio、または AWS Glue Studio などの任意の統合開発環境 (IDE) で使用できます。Amazon Q Developer は、AWS マネジメントコンソールAWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)AWS ドキュメントAWS サポートAWS コンソールモバイルアプリケーションAmazon CodeCatalyst で使用したり、AWS Chatbot が設定された Slack および Microsoft Teams 経由で使用したりすることもできます。Safe Software は、「Amazon Q は AWS が提供する多数のツールの活用方法をすべて理解しています。より多くの事柄を達成できるようになったため、私たちは自動化を他の AWS サービスに拡張し、Amazon Q を活用して、目標の実現に役立てることができるでしょう」と話しています。 詳細については、Amazon Q Developer の機能Amazon Q Developer のお客様をご覧ください。

コード推奨のカスタマイズ – 社内のコードベースに基づいたコード推奨を取得できます。Amazon Q Developer は、社内のライブラリ、API、ベストプラクティス、アーキテクチャパターンを認識させることによって、新しいコードベースへのオンボーディングを迅速化し、より関連性の高いインラインコード推奨とチャット応答 (プレビュー中) を生成します。組織の管理者は、社内のコードベースに Amazon Q Developer をセキュアに接続して、複数のカスタマイゼーションを作成できます。National Australia Bank (NAB) によると、NAB はそのコーディング標準に合わせてカスタマイズされた、Amazon Q のカスタマイゼーション機能を使用する固有の提案を追加しました。カスタマイゼーションにより、NAB では受け入れ率が 60% 向上しています。詳細については、AWS ドキュメントの「Customizing suggestions」を参照してください。

Java アプリケーションのアップグレードAmazon Q Developer Agent for Code Transformation は、レガシー Java アプリケーションをアップグレードして変換するプロセスを自動化します。Amazon の社内調査によると、Amazon は Amazon Q Developer による支援を使用して、何万もの本番環境アプリケーションを Java 8 または 11 から Java 17 に移行しました。これは、1,000 人を超える開発者の 4,500 年を超える開発作業時間の節約 (手動アップグレードと比較した場合) と、年間コスト削減額 2 億 6,000 万 USD に相当するパフォーマンス向上に値します。Windows からクロスプラットフォーム .NET への変換も間もなく開始される予定です! 詳細については、AWS ドキュメントの「Upgrading language versions with the Amazon Q Developer Agent for code transformation」を参照してください。

詳細については、2024 年 Gartner Magic Quadrant for AI Code Assistants レポート全文をお読みください。

Channy

原文はこちらです。

Gartner Magic Quadrant for AI Code Assistants (アナリスト: Arun Batchu、Philip Walsh、Matt Brasier、Haritha Khandabattu)、2024 年 8 月 19 日。

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