Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2022/8/29週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの下佐粉です。
今週も週刊AWSをお届けします。
普段在宅勤務でほとんど運動をしないので、昼休憩時にちょっとウオーキングをしていたのですが、7月ごろからかなり暑くなってきて、いったん止めていました。9月に入ってそろそろできる感じになってきましたので、暑さを言い訳にせずに:)運動していこうと思っています。
さて、最初に1つイベントを紹介させてください。AWS Gravitonプロセッサ(Armアーキテクチャ)をすでに活用されてる、ヌーラボ、シーズ両社が登壇するGravitonのイベントが以下のように9月 13日 (火) 午後 3時から開催されます。AWSからはGraviton最新情報もお伝えする予定です。オンライン開催です。ご興味がある方はぜひご参加ください。
– AWS Graviton を使いこなしているヌーラボ、シーズが語る!これから始める AWS Graviton セミナー
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2022年8月29日週の主要なアップデート
- 8/29(月)
- Now Open–AWS Region in the United Arab Emirates (UAE) | AWS News Blog
UAE (アラブ首長国連邦) リージョンが利用可能になりました。中東ではバーレーンに続く2つ目のリージョンです。これにより、AWS全体では、計27リージョン、87 AZ(Availability Zone) となりました。今後さらに7つのリージョンオープンが計画されています。 - AWS Security Hub launches announcements notification topic
AWS Security Hub はセキュリティのベストプラクティスのチェックを行い、アラートを集約するセキュリティ管理サービスです。今回の機能追加でSecurity Hubの最新リリースやアナウンスメントがSNSトピックとして通知することが可能になりました。SNSからAWS Lambdaに連携することで何等かの処理を自動化することが可能になります。
- Now Open–AWS Region in the United Arab Emirates (UAE) | AWS News Blog
- 8/30(火)
- Announcing VMware Cloud on AWS integration with Amazon FSx for NetApp ONTAP
AWSとVMwareの協力により、VMware Cloud on AWS と Amazon FSx for NetApp ONTAP のインテグレーションが可能になりました。AWS Software Defined Data Center (SDDC)上のVMware ESXサーバーから、Transit Gateway経由でAmazon FSx for NetApp ONTAPに容易に接続可能になっています。詳細はこちらのブログをご覧ください。
- Announcing VMware Cloud on AWS integration with Amazon FSx for NetApp ONTAP
- 8/31(水)
- AWS announces open-sourced credentials-fetcher to simplify Microsoft AD access from Linux containers
credentials-fetcher というopen sourceプロジェクトが公開されました。これはLinux環境からActice Directoryへアクセスして、gMSAクレデンシャルを取得するデーモンプロセスで、Active Directoryでの認証に依存しているWindowsアプリケーションをLinux環境(コンテナなど)にポーティングする際に役立つものです。ソースコードはこちらのgithubで公開されています。 - AWS Step Functions adds 14 new intrinsic functions so you can process data more efficiently in workflows.
AWS Step Functions に14種類の内蔵関数が追加され、関数は合計18になりました。JSONや、文字列、配列操作の関数(Intrinsic functions)が追加されており、これらの関数はStep FunctionsのAmazon States Language (ASL) で記述できます。つまり、別途サービス(例えばLambda等)を呼び出すことなく実行することが可能です。詳細はDeveloper Guideをご覧ください - AWS Fargate announces availability of Microsoft Windows Server 2022 images for Amazon ECS
AWS Fargate で Microsoft Windows Server 2022 ランタイムプラットフォームがサポートされました。 Amazon ECS との組み合わせで利用可能です。
- AWS announces open-sourced credentials-fetcher to simplify Microsoft AD access from Linux containers
- 9/1(木)
- Announcing new AWS IAM Identity Center (successor to AWS SSO) APIs to manage users and groups at scale
AWS IAM Identity Center (旧 AWS Single Sign-On) に、ユーザーやグループの作成、更新、削除等を可能にするAPIが追加されました。これによりユーザーやグループ環境のプロビジョニングをコードで実行することが可能になりました。 - Amazon Inspector now supports Windows operating system (OS) for continual software vulnerability scanning of EC2 workloads
Amazon Inspector はEC2環境の脆弱性を発見することを支援するサービスです。今回サポートOSとしてEC2で稼働する Windows Server 2012, 2012 R2, 2016, 2019, 2022上での脆弱性スキャンに対応しました。
- Announcing new AWS IAM Identity Center (successor to AWS SSO) APIs to manage users and groups at scale
- 9/2(金)
- Amazon Connect launches AWS CloudFormation support for instance creation
Amazon Connect は、クラウド上にコールセンターを構築するためのサービスです。今回の発表で AWS CloudFormation によるConnectインスタンスの構築が可能になりました。インスタンスの構築に合わせて、その中のユーザーやコンタクトフローも構築可能です。詳細はこちらのCloudFormationドキュメントを参照してください。 - Amazon Connect launches API to search for routing profiles by name, description, and tags.
Amazon Connect ルーティングプロファイルを検索するためのAPIが利用可能になりました。API経由でルーティングプロファイルを名前やTAG、ディスクリプションで検索することが可能です。同時にクエリーを検索するためのAPIもリリースされています。
- Amazon Connect launches AWS CloudFormation support for instance creation
最後に1つ重要なお知らせを。以下のように、Amazon Aurora MySQL-Compatible Edition version 1 (with MySQL 5.6 compatibility)は、2023年2月末にサポートが終了します。まだこのバージョンをご利用の方は、ぜひ以下のガイドを参照して、早めのバージョンアップをご検討ください。
– Upgrade Amazon Aurora MySQL-Compatible Edition version 1 (with MySQL 5.6 compatibility)
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (twitter – @simosako)