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AWS Graviton4 プロセッサと第 3 世代 AWS Nitro SSD を搭載したストレージ最適化 Amazon EC2 I8g インスタンスのご紹介
12 月 1 日、第 3 世代の AWS Nitro SSD と AWS Graviton4 プロセッサを搭載した、ストレージ最適化 EC2 インスタンスの中で最高のリアルタイムストレージパフォーマンスを提供する新しいストレージ最適化インスタンスタイプである Amazon EC2 I8g インスタンスの一般提供の開始を発表しました。
AWS Graviton4 は、64 ビット ARM 命令セットアーキテクチャを使用して EC2 インスタンスで実行される幅広いワークロード向けに設計された、これまでで最も強力でエネルギー効率の高いプロセッサです。AWS Nitro System SSD は AWS によってカスタム構築されており、高い I/O パフォーマンス、低レイテンシー、レイテンシーの最小限の変動、常時オンの暗号化によるセキュリティを提供します。
EC2 I8g インスタンスは、第 3 世代の AWS Nitro SSD を使用する初のインスタンスタイプです。これらのインスタンスは、最大 22.5 TB のローカル NVME SSD ストレージを提供し、前世代の I4g インスタンスと比較して、TB あたりのリアルタイムストレージパフォーマンスが最大 65% 向上し、レイテンシーの変動が 60% 低下しています。AWS Graviton4 プロセッサをベースにした I8g インスタンスは、I4g と比較して最大 60% 優れたコンピューティングパフォーマンスと 2 倍のキャッシュを提供します。
I8g インスタンスは、最大 96 vCPU、768 GiB のメモリ、22.5 TB のストレージを提供するため、I4g インスタンスよりも多くのコンピューティングとストレージの選択肢を利用できます。
インスタンス名 | vCPU | メモリ (Gib) | ストレージ (GB) | ネットワーク帯域幅 (Gbps) | EBS 帯域幅 (Gbps) |
I8g.large | 2 | 16 | 468 | 最大 10 | 最大 10 Gbps |
I8g.xlarge | 4 | 32 | 937 | 最大 10 | 最大 10 Gbps |
I8g.2xlarge | 8 | 64 | 1,875 | 最大 12 | 最大 10 Gbps |
I8g.4xlarge | 16 | 128 | 3,750 | 最大 25 | 最大 10 Gbps |
I8g.8xlarge | 32 | 256 | 7,500 (2 x 3,750) |
最大 25 | 10 Gbps |
I8g.12xlarge | 48 | 384 | 11,520 (3 x 3,750) |
最大 28.125 | 15 Gbps |
I8g.16xlarge | 64 | 512 | 15,000 (4 x 3,750) |
最大 37.5 | 20 Gbps |
I8g.24xlarge | 96 | 768 | 22,500 (6 x 3,750) |
最大 56.25 | 20 Gbps |
I8g.metal-24×1 | 96 | 768 | 22,500 (6 x 3,750) |
最大 56.25 | 30 Gbps |
I8g インスタンスは、トランザクションデータベース (MySQL および PostgreSQL)、リアルタイムデータベース、NoSQL データベース (Aerospike、Apache Druid、MongoDB)、Apache Spark などのリアルタイム分析など、データに対する低レイテンシーアクセスを必要とする、大量の I/O を伴うワークロードのために使用できます。
さらに、I8g インスタンスは AWS Nitro System 上に構築されています。AWS Nitro System は、CPU 仮想化、ストレージ、およびネットワーキング機能を専用のハードウェアとソフトウェアにオフロードして、ワークロードのパフォーマンスとセキュリティを強化します。Graviton4 プロセッサは、すべての高速物理ハードウェアインターフェイスを完全に暗号化することで、強化されたセキュリティを提供します。
知っておくべきこと
EC2 I8g インスタンスについて知っておくべきことをいくつか次に示します:
- オペレーティングシステム – EC2 I8g インスタンスは、Amazon Linux 2023、Amazon Linux 2、CentOS Stream 8 以降、Ubuntu 18.04 以降、SUSE 15 SP2 以降、Debian 11 以降、Red Hat Enterprise 8.2 以降、CentOS 8.2 以降、FreeBSD 13 以降、Rocky Linux 8.4 以降、Alma Linux 8.4 以降、および Alpine Linux 3.12.7 以降をサポートしています。
- ネットワーク – I8g インスタンスは、通常はバーストネットワーク使用パターンのある、ストレージを多用するワークロードで使用できます。すべての I8g インスタンスサイズはバーストネットワーク帯域幅を提供し、インスタンスサイズに応じて 60 分超バーストして、ネットワーク経由でのインスタンスストレージデータのハイドレーション、バックアップ、スナップショットを必要とするワークロードの大部分をサポートできます。
- 移行 – 現在 I4g インスタンスを使用している場合、ストレージを多用するワークロードの I8g インスタンスへの移行エクスペリエンスは、これらのインスタンスが既存の I4g インスタンスと同様のメモリとストレージの比率を提供するため簡単です。
今すぐご利用いただけます
Amazon EC2 I8g インスタンスは、オンデマンドインスタンス、Savings Plans、スポットインスタンス、ハードウェア専有インスタンス、または専有ホストを通じて、米国東部 (バージニア北部) と米国西部 (オレゴン) の AWS リージョンでご利用いただけるようになりました。
Amazon EC2 コンソールで EC2 I8g インスタンスをお試しください。詳細については、EC2 I8g インスタンスのページにアクセスしてください。また、AWS re:Post for EC2 に、または通常の AWS サポートの連絡先を通じて、フィードバックをぜひお寄せください。
– Channy
原文はこちらです。