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新しい Amazon WorkSpaces Thin Client は、仮想デスクトップへ費用対効果の高い方法で安全にアクセスできます。

新しい Amazon WorkSpaces Thin Client は、費用対効果が高く、安全で、管理しやすい方法で仮想デスクトップへアクセスできるようにすることで、エンドユーザーと IT スタッフの生産性を向上させます。デバイスは事前に設定され、エンドユーザーに直接出荷されるため、すぐにデプロイ、接続、使用できます。

以下、このデモのテスト設定をお見せします。

Thin Client は、モニター、キーボード、マウス、その他の USB 周辺機器 (ヘッドセット、マイク、カメラなど) に直接接続する小さなキューブです。オプションのハブを使用すると、2 台目のモニターを稼働することもできます。管理者は、ユーザーが Amazon WorkSpacesAmazon WorkSpaces Web、または Amazon AppStream 2.0 にアクセスできるようにする環境を作成できます。また Active Directory を使用してユーザー ID と認証情報を管理するための複数のオプションが用意されています。

Thin Client の操作
シンクライアントで Amazon WorkSpaces を長年使用してきた経験を活かして、このデバイスとその背後にある管理サービスについてお話したいと思います。私の優先事項は、作業コンテキスト (実行中のアプリケーション、ブラウザタブなど) を維持しながらクライアントからクライアントに簡単に切り替えることができることですが、管理者は他の理由で魅力的だと感じることもあるでしょう。例:

コスト – デバイス自体は低コスト (米国では 195 USD) で、ノートパソコンや関連するオペレーティングシステムよりもはるかに安価です。作業環境は一元的に設定および管理されるため、現場で行う作業が少なくなり、さらなるコスト削減につながります。さらに、デバイスはノートパソコンよりもはるかにシンプルで、壊れたり、摩耗したり、交換したりする部品が少なくて済みます。

セキュリティ – デバイスには、管理サービスとの信頼関係を確立するために使用される安全な「シークレット」が搭載されています。デバイスにはデータストレージがなく、データを盗み出そうとする不正なアプリケーションをホストしてしまうこともありません。また、従業員が雇用主から支給されたノートパソコンを返却せずに仕事を辞めた場合のデータ漏えいのリスクを軽減するのにも役立ちます。

管理のしやすさ – 管理者は、ユーザーまたはユーザーグループ用の新しい環境を簡単に作成し、アクティベーションコードを配布し、AWS マネジメントコンソールを介して環境を管理できます。ソフトウェアの更新やパッチのスケジュールを設定したり、コンプライアンスを確認したり、長期にわたってユーザーを管理したりすることができます。

使いやすさ – ユーザーは数分でデバイスを開梱して接続し、アクティベーションコードを入力して、仮想デスクトップ環境にログインするだけで、すぐに作業を開始できます。ソフトウェアのパッチやアップデートのインストールに責任を負う必要がなく、自分の仕事に集中できます。

デバイスには素晴らしいユースケースが数多くあります。 まず、コールセンター、タスクワーカー、トレーニングセンターなど、定期的なアクセスが長期的に必要な状況があります。次に、一時的または短期的にアクセスが必要な状況もあります。大規模なイベントの登録システム、特別なイベントや緊急事態、災害対応などのためにコールセンターが一時的に立ち上がった場合などです。一部の従業員が仕事を辞めたときにノートパソコンを雇用主に返却しないことを考えると、ローカルストレージを持たない安価なデバイスを彼らに提供することは非常に理にかなっています。

最初に管理者として、次にユーザーとしてセットアップを行うプロセスを順を追って見ていきましょう。

管理者として開始する
最初のステップは、デバイスを注文して、必要な周辺機器と一緒にユーザーに出荷してもらうことです。

次に、管理者として、次のように Amazon WorkSpaces Thin Client コンソールを開き、[Get started] (開始) をクリックします。

各 Amazon WorkSpaces Thin Client 環境は、特定の仮想デスクトップサービス ( WorkSpacesWorkSpaces Web、または Amazon AppStream 2.0) へのアクセス権を提供します。[Create environment] (環境を作成) をクリックして先に進みます。

環境に名前を付け、パッチを自動的に適用するように指定して、[WorkSpaces Web] を選択します。

次に、[Create WorkSpaces Web portal]</t1> (WorkSpaces Web ポータルを作成) をクリックして、次の手順を実行します (ここでは説明していませんが、基本的には VPC と 2 つ以上のサブネット、セキュリティグループと、オプションでプライベート認証局を選択します)。

更新すると、新しいポータルが表示されます。これを選択し、追跡用のタグを入力して、[Create environment] (環境を作成) をクリックします。

環境はすぐに準備できました。アクティベーションコード (aci3a5yj) のコピーを手元に置いておき、記事の後半で使用します。

アイデンティティプロバイダーとして AWS Identity Center を使用しています。既に最初のユーザーを設定し、MyWebPortal アプリケーションに割り当てました (これを行うための正確な手順は、選択したアイデンティティプロバイダーによって異なります)。

最後に、管理者としての役割におけるこのプロセスの最後のステップとして、アクティベーションコードをユーザー (この場合は自分自身) と共有します。

ユーザーとして開始する
ユーザーとしての役割では、テスト設定に戻り、電源を入れ、いくつかの簡単な手順を実行してキーボードを選択して自宅の Wi-Fi に接続し、アクティベーションコードを入力します。

次に、以下に示すように、AWS Identity Center のユーザー名とパスワードを使用してサインインします。

これで、WorkSpace を使用する準備が整いました。

管理者ツール
管理者として、Thin Client コンソールから環境、デバイス、およびデバイスソフトウェアの更新を管理できます。例えば、次のように、自分が管理しているデバイスのリストを確認することができます。

知っておくべきこと
知っておくべき重要な点をいくつかご紹介します。

リージョン – Thin Client コンソールは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、カナダ (中部)、および応酬 (フランクフルト、アイルランド、アイルランド、ロンドン) の各リージョンでご利用いただけます。

デバイスの販売 – Amazon WorkSpaces Thin Client は、現在米国で入手でき、2024 年初頭には他の国でも入手できるようになります。

価格 – デバイスの価格は 195 USD、2 台目のモニターを使用できるオプションのハブ付きのデバイスの価格は 280 USD です。各デバイスの管理、保守、監視には月額 6 USD の料金がかかります。また、基盤となる仮想デスクトップサービスの料金もかかります。

詳細はこちら
詳細については、WorkSpaces Thin Client のウェブページと Amazon Business Marketplace をご覧ください。

Jeff;

原文はこちらです。