AWS JAPAN APN ブログ

2025 Japan AWS Top Engineers クライテリアのお知らせ

皆様、こんにちは! PSA (Partner Solutions Architect) の保と森本です。本日は「2025 Japan AWS Top Engineers」の概要および応募クライテリアをお知らせします。表彰を目指しているエンジニアの皆様、申請に向けたご準備をお願いいたします。

概要

「Japan AWS Top Engineer Program」とは、AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方、または技術力を発揮したその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出します。2024 年度の受賞者発表はこちらです。

Japan AWS Top Engineers に求めるエンジニア像

エンジニアとして AWS の専門知識と経験を保有し、AWS ビジネス拡大に積極的に貢献されている方を対象としています。具体的には :

  • AWS ビジネス開発において、技術的な観点で仕組み化をリードしている方
  • 自社のソフトウエアやソリューションを技術面でリードし、製品の AWS 対応を推進している方
  • プロジェクトをリードし、顧客要件を深く理解し、AWS の技術検討や設計を主導している方
  • 社内外に AWS の技術情報を発信し、セミナーや社内勉強会等でパートナーの AWS ビジネスに貢献している方

Japan AWS Top Engineers ベネフィット

  • Japan AWS Top Engineers 向けイベントへの招待
    • 例 : 年間複数回のイベントを開催 (オンサイトイベントを含む)
  • AWS パートナー向けトレーニングの先行案内
    • 例 : Technical Dive Deep トレーニング
  • Japan AWS Top Engineers グッズの贈呈
    • 例 : Japan AWS Top Engineers T シャツ
  • Japan AWS Top Engineers として Amazon Web Services ブログ での公表 (社内外での認知度向上)
    • 例 : Japan AWS Top Engineers 受賞者発表 ブログ、イベント開催報告の ブログ

表彰のカテゴリー

AWS ビジネスにつながる技術的な貢献の内容に応じて、Japan AWS Top Engineers 表彰カテゴリーを以下の通り分類しています。今年は、AWS 認定資格の見直しや技術動向の変化等を踏まえ専門領域のカテゴリーを見直し、AI/ML Data Engineer を新設しました。

Japan AWS Top Engineers (Services)
AWS に関する活動を総合的に判断して、エンジニアの方を表彰します。

Japan AWS Top Engineers (Software)
自社プロダクトの開発にて活躍されているエンジニアが対象です。自社のソフトウェアやソリューションに対して高度な AWS 技術を用いて活躍頂いているエンジニアの方を表彰します。

Japan AWS Top Engineers (Networking, Security, AI/ML Data Engineer)
専門領域で高度な技術を持つエンジニアの方を表彰します。専門領域のカテゴリーは、AWS 認定 Specialty 資格などの 3 つのカテゴリーが対象となります。

2025 Japan AWS Top Engineers クライテリア

応募いただくにあたり、(1) 各カテゴリー共通の条件 (2) 所属パートナーおよび認定資格の条件 (3) AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動の 3 つを満たして頂く必要があります。詳細は下記を確認ください。

(1) 各カテゴリー共通の条件

  • 活動対象期間は、2024 年 4 月 1 日 ~ 2025 年 3 月 31 日です。
  • 同時に複数の表彰カテゴリーへ応募いただくこともできます。(詳細は、本ブログ後半の応募要件の変更点をご確認ください)

(2) 所属パートナーおよび認定資格の条件

  • 表彰カテゴリーに応じて、所属パートナーおよび認定資格の条件 (詳細下記) を満たしていただく必要があります。
  • AWS 認定資格は申し込み時点で有効、且つ審査期間である 2025 年 4 月 30 日まで有効である必要があります。
  • AWS 認定資格保持のエビデンスとして、デジタルバッチが必要となります。申し込み前にデジタルバッチのシェアの設定をお願い致します。
表彰カテゴリー 所属パートナー条件 認定資格条件
AWS Top Engineers
(Services)
サービスパス or トレーニングパスの AWS セレクトティア以上 AWS Certified Solutions Architect Professional と AWS Certified DevOps Engineer Professional の両方を保持していること。
AWS Top Engineers
(Software)
ソフトウェアパス Confirmed ステージ以上 下記例に従い 2 pt 以上保持していること。
・Practitioner 0 pt
・Associate 1 pt
・Specialty 1 pt
・Professional 2 pt
AWS Top Engineers
(Networking, Security, AI/ML Data Engineer)
サービスパス or トレーニングパスの AWS セレクトティア以上、もしくは、ソフトウェアパス Confirmed ステージ以上 応募を希望する専門領域の AWS 認定資格を保持していること。以下に専門領域それぞれで条件となる認定資格を示す。
Networking:
AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS)

Security:
AWS Certified Security – Specialty (SCS)

AI/ML Data Engineer:
以下の両方の資格
・AWS Certified Data Engineer – Associate (DEA)
・AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA)

または、以下のいずれか1つの資格
・AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)
・AWS Certified Database – Specialty (DBS)
・AWS Certified Data Analytics – Specialty (DAS)

補足:新設カテゴリー “AI/ML Data Engineer” とは

生成AI に注目が集まる中、お客様のビジネスに真の価値をもたらすためにデータの重要性が再認識されています。組織がデータ戦略を構築するためには分析、機械学習、データ処理に包括的に取り組むことが求められます。昨年まではデータに関わる表彰カテゴリーとして、Analytics、Database、Machine Learning カテゴリーを個別に設けていましたが、今年はそれらを統合して ”AI/ML Data Engineer” を新設しました。背景として、データ戦略の構築において従来のカテゴリーを横断した活動をされるエンジニアが増加していることがあります。また昨年の応募者からも、カテゴリーを選択しづらいとのフィードバックがあったため、今回の変更に至りました。新たなカテゴリーは、Analytics、Database、Machine Learning のいずれか、またはこれらの分野で横断的に活動するエンジニアを表彰対象とします。

(3) AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動

  • AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を、5 つの活動カテゴリーに分類いたします。活動カテゴリーごとに、活動実績を示す記述をお願いします。応募には 1 つ以上の活動カテゴリーの活動実績を示す必要があります。記述いただきたい事は、下記表を参照ください。
  • ご自身がリードされた内容を記述ください。
  • 1 つの活動カテゴリーに対して記述頂ける活動内容は 3 つまでといたします。 (例:「案件対応」カテゴリーで記述頂けるプロジェクトは 3 つまでです。ブログ等の記事は、1つ = 1 記事とします。)
  • 3 つの内、1 つあたりに記述いただける文字数は、400 文字までといたします。
  • 技術的難易度は、Level 300 以上である必要があります。(Level の説明は下記を参照)
活動カテゴリー 活動内容・実績として記述頂きたい事
パブリックコントリビューション
  • 社外向けに行った活動 (例 : ブログ / ホワイトペーパー / 書籍 /外部登壇等) についての説明
  • パブリックコントリビューションを証明する URL
技術リードとしての活動
  • 社内向けに行った活動 (例 : 社内エンジニア育成活動 / 社内登壇 / ナレッジシェア等) についての説明
  • AWS Well-Architected レビューについて案件概要、およびハイリスク改善対応内容について
案件対応
  • プロジェクトや案件の概要、およびその対応内容 (例 : プロジェクト提案活動や推進、PM としての活動等) についての説明
  • 対応内容において特筆すべき点 (技術的複雑性 / 工夫ポイント / 他アピールできる部分等) の説明
ISV 自社製品やソリューションの開発
  • ISV 自社製品、ソリューションの開発における概要、およびその対応内容についての説明
  • 対応内容において特筆すべき点 (技術的複雑性 / 工夫ポイント / 他アピールできる部分) の説明
その他、AWS ビジネスに貢献した技術的な活動
  • 具体的な内容 (例 : MSP / Competency / SDP / SRP / FTR の対応や社内 AWS サポート対応等) についての詳細説明

Level の説明

  • Level 100 : AWS サービスの概要を解説するレベル
  • Level 200 : トピックの入門知識を持っていることを前提に、ベストプラクティス、サービス機能を解説するレベル
  • Level 300 : 対象のトピックの詳細を解説するレベル
  • Level 400 : 複数のサービス、アーキテクチャによる実装でテクノロジーがどのように機能するかを解説するレベル

Advanced (300) および Expert (400) の記載内容のイメージ

Level 300 および Level 400 の記載内容のイメージは Amazon Web Services ブログに掲載されている記事および AWS Summit Japan 2024 のアーカイブのコンテンツを参考としてください。

応募に関しての留意事項

  • 活動カテゴリーごとに評価点を加算し、総合評価致します。活動カテゴリーにおいて特筆すべき実績がある場合、高い評価点が付与されます。複数の活動カテゴリーの点数を積み重ねることも、特定の活動カテゴリーに注力することも、総合評価として同様に高く評価される可能性があります。
  • 活動カテゴリーにおける内容・実績について、具体的にどのような活動であったのかが第三者にも分かるように詳細な記述をお願い致します。
    • 良くない例 :
      XX 案件を提案し、案件が決まった。
    • 良い例 :
      XX 案件を提案する際、XX という立場で活動を行った。提案は、XX という目的において、XX という課題があったが、XX という案を提示したところ、高評価となり案件を獲得した。
  • 専門領域に応募 (Networking, Security, AI/ML Data Engineer) する場合、専門領域に応じた内容を記載ください。
  • パブリックコントリビューションにおいては、パブリックにアクセス可能な URL を必須とします。URL のアクセス先として、ブログ、登壇の動画、スライド等、ご自身の活動であることがわかるように名前の記載があるものを指定ください。
  • 選定プロセスにおいて、個別に活動内容について確認する場合があります。

応募要件の変更点

2025 Japan AWS Top Engineers では、以下の点が更新されています。

  • 表彰カテゴリーを見直しました。
    • 専門領域のカテゴリーを再編し、Networking、Security、AI/ML Data Engineer の 3 つとしました。変更点の詳細は、下表をご参照ください。
    • 2024 年 2025 年に向けた変更点 2025 年
      表彰カテゴリー 認定資格条件 表彰カテゴリー 認定資格条件
      Networking AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS) 変更なし Networking AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS)
      Security AWS Certified Security – Specialty (SCS) 変更なし Security AWS Certified Security – Specialty (SCS)
      Machine Learning AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS) カテゴリー名を “AI/ML Data Engineer” に変更 AI/ML Data Engineer 以下の両方の資格
      ・AWS Certified Data Engineer – Associate (DEA)
      ・AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA)

      または、以下のいずれか1つの資格
      ・AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)
      ・AWS Certified Database – Specialty (DBS)
      ・AWS Certified Data Analytics – Specialty (DAS)

      Database AWS Certified Database – Specialty (DBS)
      Analytics AWS Certified Data Analytics – Specialty (DAS)
      SAP AWS Certified SAP on AWS – Specialty (PAS) カテゴリーを廃止 (廃止) (廃止)
  • 同時に複数申し込みする際の応募方法が変わりました。
    • 複数カテゴリーに応募される際は、表彰カテゴリーごとに応募申し込みをお願いいたします。(応募フォームを分けることで、各カテゴリーの記載量を確保できるようにします)
  • 活動カテゴリーを見直しました。
    • 6 つあった活動カテゴリーから AWS Well-Architected レビューを除き、計 5 つに集約しました。AWS Well-Architected レビューは「技術リードとしての活動」に記載してください。
  • 活動内容・実績に関する技術的難易度を見直しました。
    • 活動実績・実績で記載いただく技術的難易度の基準を Level 300 以上としました。

発表までのスケジュール

  • 2024 年 12 月 20 日 : 応募クライテリアのお知らせ
  • 2025 年 2 月末 : 申し込みサイトオープン
  • 2025 年 2 月末 ~ 2025 年 3 月末: 応募期間
  • 2025 年 3 月末 : 締め切り
  • 2025 年 4 月 ~ 5 月 : 選定、および受賞者確定
  • AWS Summit Japan 開催期間中に受賞者発表

※ 本ブログの記載内容については変更になる可能性があります。予めご了承ください。

Kenzo Morimoto

Kenzo Morimoto

Partner Solutions Architect, Amazon Web Services Japan G.K.

Masa TAMOTSU

Masa TAMOTSU

Partner Solutions Architect, Amazon Web Services Japan G.K.