Amazon Web Services ブログ

Category: Front-End Web & Mobile

クリックストリームデータによるビジネス成果の促進

今日のビジネス環境は変化が速いため、タイムリーなビジネス意思決定では、新しいデータに何時間も何日もアクセスするのではなく、リアルタイムでアクセスする必要があります。競争力を維持し、現在の市場の状況に合わせて十分な情報に基づいた意思決定を行うためには、組織はリアルタイムの情報を自由に利用できなければなりません。市場が急速に変動し、顧客の好みが変化すると、古くなったデータによって機会を逃したり、インサイトが古くなったりして、顧客体験が最適ではなくなる可能性があります。企業は、自社のデータ(ファーストパーティデータ)の所有権を取り戻し、顧客や見込み客の情報の力を活用して競争力を高め、より顧客体験をもたらすべく取り組む必要があることを認識しています。ファーストパーティデータの例としては、企業が顧客の行動や好みについての理解を深めるための大きな可能性を秘めたクリックストリームデータがあります。

Amplify Hosting Wildcard Subdomains

AWS Amplify Hosting のワイルドカードサブドメインをマルチテナントアプリで利用する

AWS Amplify Hosting における、Amplify アプリでカスタムドメインを使用する際のワイルドカードサブドメインの一般提供を発表することができ嬉しく思います。これは、Software as a Service (SaaS) やマルチテナントプラットフォームで、ユーザーにカスタマイズされた体験を提供する開発者にとって重要です。
この新機能は、静的アプリ、シングルページアプリケーション (SPA)、Next.js を使用したフルスタックサーバーサイドレンダリングアプリなど、カスタムドメインを使用して Amplify Hosting にデプロイされた任意のアプリで利用可能です。この機能により、動的なお客様固有のサブドメインを作成するプロセスが簡素化されるだけでなく、アプリのカスタマイズの可能性が広がります。ワイルドカードサブドメインでは、“*” ワイルドカードを使用して、トラフィックを Amplify アプリのブランチにルーティングする “catch-all” サブドメインを作成できます。これは、独自のユニークなサブドメイン識別子を必要とする SaaS アプリで一般的なパターンであり、お客様やアカウントのオンボーディング(およびオフボーディング)時にアプリが柔軟に対応できるようにします。

AWS Amplify の次世代フルスタック開発体験の紹介

AWS Amplify は、フロントエンド開発者が既存の TypeScript や JavaScript のスキルでフルスタックアプリを素早く構築しデプロイできるようにする、新しいコードファーストの開発者エクスペリエンスのパブリックプレビューを発表しました。このツールの第一世代は、CLI/コンソールベースのインタラクティブなワークフローを使用してバックエンドを作成する、ツールファーストのエクスペリエンスを提供していました。第 2 世代ではコードファーストの開発者体験に移行し、開発者はデータモデル、ビジネスロジック、認証ルールなどのアプリ要件を TypeScript で簡潔に表現できるようになります。必要なクラウドインフラは、宣言されたアプリコードに基づいて自動的にデプロイされるため、開発者は AWS サービスを明示的に設定する必要がありません。

AWS Amplify Hosting で任意の SSR アプリをホスティングできるようになりました

開発者とフロントエンドフレームワークの作成者が AWS Amplify Hosting 上でフルマネージドの Server Side Rendering (SSR) アプリケーションをデプロイできるようにする、新しいデプロイ仕様の一般提供を開始しました。このデプロイ仕様によって、Amplify Hosting の SSR 機能がすべてのフレームワークで利用可能になります。これらの文書化された規約に従うことで、開発者やフレームワークの作者は、Nuxt, SvelteKit, Astro、さらには Express サーバーのような一般的な SSR フレームワークで構築されたアプリケーションをデプロイすることができます。この仕様では、Compute, Image optimization, Routing rules, Static assets のための規約ベースの基本要素を定義しています。