Amazon Web Services ブログ

SAP Commerce Cloud と SAP Cloud ERP Private on AWS の統合 – 実践的で実証済みのアプローチ

SAP Commerce(SAP Hybris)2205 のメインストリームメンテナンス終了を控え、多くの企業が SAP Commerce Cloud SaaS と AWS 上の SAP Cloud ERP Private の統合によるモダナイゼーションを進めています。本記事では、リージョン選択、レイテンシー最適化(Amazon CloudFront・SAP BTP Integration Suite の活用)、ネットワーキング(AWS Global Accelerator・Amazon Route 53)、セキュリティの 4 つの観点から、実証済みのアーキテクチャベストプラクティスを解説します。さらに、Buy with Prime や Amazon Multi-Channel Fulfillment(MCF)との統合による e コマース業務の拡張についても紹介します。

ERP例外処理をAWSエージェント型標準作業手順書(SOP)で自動化

エンタープライズ ERP の例外対応は、SAP のスリーウェイマッチや RPA、従来型 ML でも解決しきれず、手作業に依存してきました。本稿では、Amazon Bedrock AgentCore と Strands を基盤に、ナレッジベースの SOP を実行時に解釈して SAP/非 SAP システム横断で例外を自律解決する「エージェント型 SOP」フレームワークを紹介します。EventBridge・Lambda・DynamoDB・Bedrock Knowledge Bases・SES を組み合わせ、ヒューマン・イン・ザ・ループと監査水準の証跡を備えたリファレンスアーキテクチャと技術的ベストプラクティスを解説します。あるグローバル製造業では 30 日超を要した PO 引当計上が数分に短縮されました。

Claude Fable 5.1 が Kiro で利用可能になりました

Claude Fable 5.1 が本日より Kiro のエンタープライズ顧客向けに利用可能になりました。長時間にわたるコンテキスト量の多いエージェントセッションにおいて、Fable 5.1 は新しい基準を打ち立てます。症状を並べるのではなくコードの根本原因まで問題を追跡し、複雑なタスクの全体を通してコンテキストと意図を保持します。

Verus で正しさが数学的に証明できる Rust コードの開発

Rust の型システムは多くのバグを防ぎますが、コードが本当に正しいことまでは保証しません。そこで、Rust 向けのオープンソースの自動プログラム検証ツール Verus を紹介します。事前条件・事後条件による仕様記述の書き方、1 秒未満の高速なフィードバック、unsafe コードや並行コードの正しさの証明、そして Nitro Isolation Engine をはじめとする Amazon 社内やオープンソースでの活用事例まで説明します。

【開催報告】ファッション・アパレル業界向け 第一回ナレッジ共有会 〜 SMART から始まる業界共通課題への挑戦と学びの場

店舗業務支援 AI エージェント SMART を起点に、ファッション・アパレル業界 6 社 20 名が集まった第一回ナレッジ共有会の開催報告です。週報作成 15 分が 0 分に、IT 未経験の店舗出身メンバーが 2 週間で Web アプリ開発、ベテランの経験に依存していた在庫消化業務のエージェント化——SMART の合同ブートキャンプから活動を始めた 3 社が、実際に手を動かし、現場との対話を重ねて得た実践ナレッジを発表しました。作って終わりにしない AI エージェント開発のヒントが詰まった当日の模様をレポートします。

Kiro Web の自律モードで技術的負債に大規模に立ち向かう

技術的負債への従来のアプローチは、開発者の時間を保守に割り当てて機能提供を遅らせるか、負債が複利で膨らむのを放置するかの二択を強います。対話型の AI コーディングアシスタントは個々のタスクを速くしてくれますが、それでもすべてのステップで開発者がループの中にいる必要があります。私たちが欲しかったのは第三の選択肢、つまり issue を読むところからプルリクエストを開くところまで保守タスクを一気通貫で引き受け、エンジニアは判断が最も価値を持つコードレビューでだけ関わる、という形です。それが Web の Kiro の autonomy モードです。保守を含む幅広いタスクをこなせるエージェンティックなソフトウェアエンジニアリングツールで、エンジニアはより価値の高い仕事に集中できます。実際にどうなったかというと、2 か月のあいだに Kiro は私たちのリポジトリ群で 87 件のオープン issue に対応するプルリクエストを提出しました。これは、それまでの 22 か月(約 2 年)でチームが対応してきた量に迫る数です。本記事では、どのようにセットアップしたか、2 つのケーススタディの詳細、そして自分のリポジトリで Kiro を自律的に使う方法を紹介します