Amazon Web Services ブログ

Tag: Amazon ECS

AWSLogs コンテナログドライバーのノンブロッキングモードによるログ損失の防止

可観測性の向上とトラブルシューティングのために、コンテナログをコンピューティングプラットフォームから、ログ集約サーバーに転送することをお勧めします。実際には、ログサーバーが到達不能になったり、ログを受け入れられなくなる場合があります。ログサーバーの障害に対するアーキテクチャ設計には、トレードオフがあります。サービス所有者は、次の点を検討する必要があります。

アプリケーションは、トラフィックへの応答 (または作業の実行) を停止し、ログ集約サーバーが復旧するのを待つべきでしょうか? (正確な監査ログがサービスの可用性よりも優先されますか?)
アプリケーションは、ログサーバーがバッファを使い切る前に復旧することを期待してログをバッファリングしながらトラフィックに対応し続けるべきでしょうか? ログ送信先が利用できないレアケースにおいてログが失われるリスクを受け入れるべきでしょうか?

コンテナのログドライバーでは、このトレードオフは上記 1 の考慮事項に対して「ブロッキング」の設定パラメータ、2 の考慮事項に対して「ノンブロッキング」の設定パラメータで実装されています。AWS ブログの「Choosing container logging options to avoid backpressure」では、Rob Charlton がこのトレードオフを探求し、AWSLogs コンテナログドライバーのデフォルトの「ブロッキング」モードでアプリケーションがどのように動作するかをテストする方法を説明しています。

この記事では、「ノンブロッキング」 について詳しく説明し、AWSLogs ログドライバーを使用したログ損失の試験結果を示します。

Amazon CloudWatch Logs Insights を用いたAmazon ECSライフサイクルイベントの効果的な分析

本記事では、Container Insights や Amazon EventBridge 、あるいはその両方を使用して、Amazon CloudWatch Logs Insights のクエリを通じて Amazon ECS のサービスイベントを効果的に分析する方法を紹介します。Container Insights は Amazon ECS のライフサイクルイベントを Amazon CloudWatch Log Group に保存することができ、イベントを遡って分析することが可能となり、運用効率が向上します。これにより、Amazon CloudWatch Logs Insights を使用したインシデント後の分析が可能になります。

Amazon ECS におけるデプロイメントの可視性の向上

Amazon ECS におけるデプロイメントの可視性の向上

Amazon ECS は、強化された可視性とトレーサビリティの機能を提供開始しました。新しく導入されたサービスデプロイメントとサービスリビジョンを活用することで、Amazon ECS におけるアプリケーションデプロイメントについて、より深い洞察を得ることができます。この記事では、信頼性と透明性の高いソフトウェアリリースライフサイクルを実現する上で、これらの機能がどのように役立つのか、ハンズオン形式で説明します。

AWS App Mesh から Amazon ECS Service Connect への移行

本投稿では、Service Connect の詳細と、AWS App Mesh から Service Connect への移行戦略について説明します。Service Connect は、外れ値検出やリトライによって、コンテナ化されたマイクロサービスの信頼性を向上させます。また、アプリケーションレベルのネットワーキングメトリクスを Amazon CloudWatch に送信することで、オブザーバビリティも向上させます。Service Connect では、マネージドなネットワーキングデータプレーンを利用することで、サイドカープロキシの管理に伴う差別化につながらない重労働が不要になります。

Amazon ECS サービスにおけるソフトウェアバージョンの一貫性の実現

Amazon ECS におけるソフトウェアバージョンの一貫性の実現

Amazon ECS は、アプリケーションのソフトウェアバージョンの一貫性を保証するようになりました。この新機能では、ECS サービスの各バージョン (デプロイメント) において、ECS がコンテナイメージタグをコンテナイメージダイジェストに解決します。これにより、デプロイメントライフサイクル全体で同一のコンテナイメージが使用されることを保証し、アプリケーションのセキュリティと一貫性を向上させることができます。

AWS CDK Pipelines と AWS CodeDeploy を使用したブルー/グリーンデプロイ

お客様から Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) に AWS CodeDeploy を使用して ブルーグリーン デプロイを実装するための支援がしばしば求められます。 お客様のユースケースは通常、複数のリージョンおよびアカウント間でのデプロイシナリオが含まれます。 これらの要件だけでも十分に難しいのですが、さらに CodeDeploy を使用する際には特定の設計上の決定が必要となります。 具体的には CodeDeploy の設定方法、CodeDeploy リソース (アプリケーションやデプロイグループなど) の作成時期と方法、アカウントとリージョンの任意の組み合わせにデプロイできるコードの書き方が含まれます。

さまざまな AWS ネイティブサービスを使用して Amazon ECS をスケーリングしよう!

AWS では、Amazon ECS サービスをオートスケーリングするための複数の機能を利用できます。適切なオプションを選択することで、アプリケーション全体の信頼性が向上し、運用コストと複雑さが軽減され、エンドユーザエクスペリエンスが向上します。この投稿では、まず AWS Application Auto Scaling について学び、これを使って Amazon ECS サービスのオートスケーリングを設定する方法を説明します。次に、アプリケーションオートスケーリングに使用できる Amazon ECS Service Connect と AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) についても説明します。